２００６年、チーム設立と同時に名古屋オーシャンズに加入した森岡薫（３６）
翌年開幕したＦリーグでは初代ＭＶＰを獲得。そして２０１１年からは４年連続で得点王に輝き、４度のＭＶＰ、５度のベスト５を受賞するチームのエースストライカーだ。
今シーズンも、Ｆリーグ史上最速で２００ゴールを達成するなど第一線で活躍を続けていた。１月に行われたｆリーグプレーオフファイナルでも２ゴールを挙げ、オーシャンズのリーグ９連覇に貢献した。
しかし、その翌日…
森岡に突きつけられたのは、戦力外通告だった。その日のことを、森岡は「人生で一番最悪な日」と語った。
失意の中臨んだ、ＡＦＣフットサル選手権＠ウズベキスタンでは、準々決勝で格下のベトナム相手にＰＫ戦の末破れ、敗者復活戦でキルギスタンに負けた日本は、コロンビアＷ杯の出場権を逃す結果となった。

戦力外通告、そしてウズベキスタンでの悲劇。森岡はフットサル人生において、大きな岐路に立たされていた。
そんな森岡が名古屋オーシャンズを離れる前に語った事、それは…
「戦力外通告は、良い意味で自分を蘇らせてくれた。（今後は）Ｆリーグの舞台にいるかわからないけど、もしその舞台にいれば、名古屋オーシャンズの１０連覇を止めるのは自分だと思う」
まだ、森岡の挑戦は終わらない。