平昌五輪まで残り90日。フィギュアスケートではグランプリシリーズが開幕し、五輪出場をかけた争いが本格化し始めました。
今回、番組ではグランプリシリーズ第2戦・カナダ大会に出場した中京大学3年・本郷理華選手に密着しました。
グランプリシリーズ4年目、日本人女性最年長の本郷選手。昨シーズンは左足首の影響もあり、満足のいく演技ができずにいました。
ケガも癒え、迎えたカナダ大会。本郷選手はショート・フリーともに大きなミスなく終え、フリー後には笑顔も見せます。
しかし…得点が思ったように伸びません。そして舞台袖に戻った本郷選手の目からは悔し涙が溢れ出ていました。
本郷選手を苦しめたのが、回転不足による減点でした。ジャンプは3/4回転以上回っていないと回転不足の判定が取られ、ジャンプの基礎点は7割に、出来栄え点もマイナス評価となります。フリーでは7つのジャンプのうち、5つで回転不足の判定を取られていました。回転不足さえなければ、表彰台に立てていた計算になります。練習でできていた分悔しさも大きく、それが涙となって表れました。
悔し涙から一夜…気持ちを切り替え、既に本郷選手には笑顔が戻っていました。
まだシーズンは始まったばかり、ここを「スタートライン」に夢である五輪へ突き進みます!