3月3日に行われたFC岐阜のホーム開幕戦。
相手は横浜FC。日本サッカー界のレジェンド、
「キングカズ」こと、51歳・三浦知良が所属するチームだ。
その一戦に、特別な思いを持って臨んだのが、
FC岐阜の「チーム最年長」、難波宏明・35歳。
かつて⑦シーズンに渡り、同じクラブでプレーした難波にとって、
カズは、自らのサッカースタイルを確立させてくれた、まさに“恩人”のような存在。
試合前、難波はこの試合にかける思いをこう語っていた。
「カズさんの目の前で、自分が成長した姿を見せたい。
そして……、ナイスゴールって言われたいですね」
待ちわびた直接対決。
ピッチで相まみえたのは、試合終了間際だった。
同点ゴールを狙う難波。ゴールを割らせない為、マークにつくカズ。
時間にして、わずか6分ながら、鎬を削った2人のベテラン。
結果は横浜FCの勝利に終わったが、
難波にとって、カズとの対戦は、特別な意味を持つ。
憧れの存在に、再び、大きな刺激を受けた難波は、試合後…。
「まだ(開幕から)2試合目。これからですね…」
決意を新たに、チームの勝利の為に戦うことを誓った。