2年前のリオ五輪、女子レスリング69キロ級で金メダルを獲得した土性沙羅選手。
その後は連日イベントに引っ張りだこ。多くのメディアにも出演し、彼女の女子力が高いと話題になりました。本職のレスリングでも世界選手権でも初優勝するなど3年間無敗とまさに順風満帆の生活を送っていました。
しかし今年の3月、順風満帆だったレスリング人生に一つの転機が訪れます。日本で開催された国別対抗戦で古傷の左肩を負傷。
そして彼女は「手術」というレスリング人生を左右する大決断を下しました。
手術など今まで考えたこともなかった土性選手。決断に至った最大の理由は2年後の東京五輪で金メダルを獲りたいから。そしてただ獲るのではなく、自分の持ち味である攻めのレスリングで獲りたいからと語ってくれました。
3年前から悩まされてきた左肩のケガ。ここ最近は思い切りレスリングができず、武器であるであるタックルがなりを潜めていました。2年後の東京五輪は万全の状態で大会に出たい!25歳で迎える五輪をレスリング人生のピークと捉え、そこで自分の持っているすべてを発揮したい!土性選手の東京五輪にかける意思の強さが伝わってきました。
全治は5か月。今までつらかった練習もやっぱりできないとそれはそれでつらいんだとか。インタビューでは「病みそう」と本音をぽろり。
現在は東京五輪の代表一次選考も兼ねる12月の全日本選手権での復帰を見据え、今はじっと我慢してリハビリに専念する日々。
レスリング人生最大の試練を乗り越え、2年後再び表彰台の真ん中で最高の笑顔を見せてくれるでしょう!