spoken!

2007年01月30日(火)

名捕手も今やおっさん

去年暮れ、部屋の掃除をしていると20年ほど前に買ったユーミンのCDがでてきました。そのCDを聞いてみたい反面、あまりにも昔のCDだったため家族の前で聞くことをためらい、翌日こっそり車の中で楽しむことにしました。
車の外に音が漏れないよう気を使いながらのドライブ。当時の光景がよみがえり懐かしさに浸ってしまいました。それからというもの、昔の音楽を引っ張りだしてはこっそり楽しむ毎日。こんなことをしているのは自分だけだろうと思っていました。ところが、もう一人発見!

その人とは元ドラゴンズの正捕手、現在湘南シーレックスの中村武志コーチ。
先日中村さんの車を運転することがあったのですが、車のエンジンをかけると同時にそこから流れてきたのは、何と!自分が聞いていたものよりも更に古い、斉藤由貴の『卒業』でした。『卒業』といえば 1985年、今から22年前に大ヒットした名曲。ベンツの運転に気を使いながらも思わず口ずさんでしまいました。最近の歌も良いけど昔の歌も良いですよね~中村さん…。

2007年01月25日(木)

車へのこだわり

現在、自主トレが行われているナゴヤ球場の駐車場には様々な高級車が並んでいます。ひと昔前は野球選手といえばベンツというイメージが強かったようですが、最近人気なのが4輪駆動車。なかでもハマーというアメリカの陸軍が使うゴツイ車はドラゴンズだけでもすでに4台。若手を中心に大人気となっています。

しかし、なぜ車にこだわる選手が多いのでしょうか?実は今でこそ、このように選手は好きな車を選べますが10年ほど前までは車を変えるのも大変だったそうです。特にベンツに乗りかえるにはなんと監督や先輩選手の許可が必要だったとか!!プロ野球選手として活躍し、一人前と認められてからしかベンツには乗れなかったんですね。

つまり、高級車に乗ること=一流のプロ野球選手という図式。この流れは今でも受け継がれていて、だからこそ選手は「車」にこだわるのです

2007年01月23日(火)

ミスターのある一面

年末から年始にかけて、ミスタードラゴンズ・立浪和義に数件のお頼みごとがあり、ケータイで何度かやり取りしたのだが…プロ野球選手といえばケータイはつながらない・折り返しはない‥みたいな人が多い中(そうじゃない選手はもちろんいるが!)立浪の応対は非常に律儀だった。(まぁ一般社会では当たり前なのだが)そんなに急ぎでもなかった用件に留守電が残されていた時は、ちょっと驚いた。

正月3日、お願いしていた映画のCM撮り(試写のあと、コメントをもらう)の時、「娘と一緒に見てもいいですか?」と娘さんと試写室に現れた、立浪。球場では、独特のオーラを醸し出すミスタードラゴンズ。エース・川上、MVP男・福留もそれなりのオーラがあるがやはりそれとは何とも言えない違いがあるのだ。いつまでもプリンス ~パパのイメージ~ などないミスターと高校生の娘さんとのやり取りには、こちらが勝手に驚いたりもした。

大幅な年俸ダウンを受け入れ、背水の陣で臨む20年目のシーズン。現役最多安打の天才が、今一度本気を出す2007年のシーズンが楽しみである。

「そろそろ、就職活動せなあかんね~ なんかいい仕事あればいつでも言ってください」と、言われるも「いや~いや~、まだまだでしょ~」と返すしかなかった。

2007年01月18日(木)

有言実行

ウィンタースポーツ真っ盛り。特にフィギュアスケートの人気は高まるばかりです。去年の全日本選手権では地元の浅田真央選手が素晴らしい演技を見せてくれました。

浅田選手は試合に臨む際、いつも自分の目標をはっきり言葉にしています。全日本の前にも「トリプルアクセルを跳んで、ノーミスで優勝したい。」と報道陣に話してくれました。浅田選手はまさに“有言実行”のアスリートですが、“優勝”という二文字を公の場で発言することはとても勇気がいること。しかし、そこには重要な意味がありました。

浅田選手はこれまでずっとシーズンごとに目標を決めて、それをクリアするために練習に取り組んできました。そして、それが自然と言葉となって出てきていたのです。しかし、最近“目標を言葉にすることによって、自分の中で目的意識がさらに明確になる、動機付けの役割を果たす”ということに気づいたようです。現に試合前に弱気な発言をした時はいい結果が出ていないそうです。

確かに私たち人間は自分で限界の壁を作っていることが多いのかもしれません。そんな壁を取り払うには“言葉に出す”ということは有効な手段になります。ただし、そのためには“言葉に出せる”だけの努力が必要だということ。

浅田選手にとって最大の目標は“バンクーバー五輪金メダル”です。そこに到達するためにこれからどんな言葉を発してくれるのか、浅田選手の演技と共に、その発言にも注目していきたいと思います。

そして、私自身も2007年は”有言実行“の年にしてみようかな…。

2007年01月16日(火)

パーティーでのひとコマ

先日、「ビッグスポーツ大賞」というパーティーに行ってきました。
2006年に活躍したアスリート達が表彰されるその式に集まったのはなんとも豪華な顔ぶれ。大賞のフィギュアスケート・荒川静香を始め、競泳・北島康介、陸上ハンマー投げ・室伏広治、女子レスリング・吉田沙保里などなどいわゆる世界の頂点にたった面々が集結したのです。そのパーティーでのひとコマを紹介します。

「金メダリスト対談・アスリートからアスリートへの質問」という企画の中で吉田選手が室伏選手に質問。その内容はなんと「お姫様抱っこをしてください」というものだった。
照れ笑いを浮かべながらも室伏選手が吉田選手を軽々と抱きかかえると、室伏選手の腕の中でうれしそうにピースする吉田選手。名古屋を代表する2人の意外な2ショットに微笑ましさを感じながらも、その後2人に感想を聞くと

吉田「しっかり持ち上げられている感じがしました」
室伏「固かったですね、ガッシリと持ちごたえがありました」

「うれしい」とか「恥ずかしい」という感想ではなく、「重さ」や「持った感覚」が最初に口をついてしまう2人のアスリート的感覚に思わず苦笑い…
室伏選手は今年大阪で行なわれる世界選手権に備え、昨年オフからトレーニングを継続し、吉田選手も1月末、世界選手権の代表を狙い日々厳しい練習に挑んでいる。全ては2008年北京五輪で最高の結果を出すために!!
そして再びスペシャル対談の舞台に2人とも立って欲しい。
今度は「五輪で連覇したアスリート」というテーマで。