2009年09月30日(水)
ゴルフ取材はヘトヘト30秒
また、今週男子のプロ・トーナメントが東海地区で行なわれる。 9月のゴルフ5レディースから4試合目。ここ3試合は女子トーナメントだったが、諸見里や横峯ら注目選手の出場で予選初日から大勢のギャラリーで賑わった。
ゴルフ取材は狙いの選手や上位選手を追っかけて取材するのですが1台のカメラで18ホール全部追っかけるのは無理なんですね。ティーショットを打ち終えた選手は、花道のフェアーウェーを移動しますが取材班は大勢のギャラリーをかき分けてラフを猛ダッシュ。それでもグリーンで待ち受けることは非常に困難なんです。コース沿いに移動できることはまれで、大半が崖を上って移動します。そこで我々取材班は事前にコースレイアウトを見て、バーディを取りそうなパー5のロングホールや距離の短いパー4を選択して先回りして選手をグリーンで待ち受けます。 18ホール、せいぜい半分の9ホール回れればOK、そのホールで狙いの選手が3、4つバーディを奪えば「好調」と言えるでしょう。ただゴルフは必ずしも好調とはいかず、当然不調な時もあるので不調も撮影しなければいけません。ショットなのかパットなのかを何がダメなのかを見極めながら選手を追います。特にティーショットを林に打ち込んだり、池ポチャなどのトラブルは是非ものです。
こうして一日中、ゴルフ場を走りまわりヘトヘトになって帰ってくると「ニュースは30秒」と聞かされどっと疲れがでる。こんな日が男子は4日間、女子は3日間続く。それでも石川遼選手のドライバーショットやグリーンエッジから直接カップにねじ込むチップインを間近で見るとなんだか良い気分になる。今週は石川のアプローチを勉強しに三好へ行きます。
2009年09月22日(火)
夏の涙
今年の高校野球は筆者にとって日本で一番長くて熱い夏となりました。
愛知県代表の中京大中京高校の43年ぶり7回目の全国優勝で幕を閉じた夏の甲子園。
筆者はこの時期、2ヶ月ほど中日ドラゴンズの担当を離れ、東海3県の地方大会(速報!甲子園への道)とテレビ朝日系列で放送されている熱闘甲子園の番組スタッフとして高校球児を追い続ける日々を送ってきました。
そんな毎日の中で優勝した中京大中京はもちろん、筆者はもう一つのチームにある衝撃を受けました。
甲子園で45年ぶりの夏ベスト4に輝いた県立岐阜商業です。
一言でいえば「日本一のチームワーク」を持ったチームでした。
県立岐阜商業といえば、中日ドラゴンズOBである高木守道さんをはじめ和田一浩選手、英智選手など数多くのプロ野球選手を輩出する名門。
しかし1996年以降、夏の甲子園で1度も勝つ事ができなかったチームでもありました。
そんなチームが今年PL学園に勝ち、帝京を破り、次々と強豪と呼ばれるチームを倒す姿に筆者以外のたくさんの人が感動を覚えたはずです。
その影には「絆」で結ばれたベンチ外の選手たちの献身的なサポート、笑顔で明るい雰囲気づくりなど表舞台に立つメンバー18人への最強の環境を作り出している姿が。
入社以来、今年で4度目の高校野球取材をしてきましたが、現場でそんな彼らを目の当たりにして、感動のあまり年甲斐もなく大粒の涙をこぼしてしまった筆者。
名門校としてのプレッシャーは相当なものだったはずです。
素晴らしいチームでした。また野球というスポーツの凄さを改めて感じる事が出来たチームでした。
そして名門といえば、忘れてならないのが優勝した中京大中京。
甲子園の抽選会で取材した大藤敏行監督がこんな事を言っていたのを今でも思い出します。
「もう40年以上も優勝していないんですか。じゃあ20年はボクの責任ですね。」
大藤監督が母校の監督に就任して20年余り。「名門・中商」のプライドを捨て、筆記体のユニフォームに変更したのも、96年のセンバツで準優勝したのも、 04年夏の甲子園でベスト8に輝いたのも、今年のセンバツベスト8も全て大藤監督が作ってきた伝統。
しかしながら、これまで全国制覇には一度も届きませんでした。
そんな大藤監督のもと、エースで4番の堂林君を中心にキャプテンの山中君、3番河合君、5番磯村君など全国屈指の打撃力で圧倒的に勝ちあがっていった中京ナイン。
新潟・日本文理との決勝戦は史上まれに見る大激戦となり、わずかの差で中京大中京が全国制覇を成し遂げました。
筆者はその時、熱闘甲子園のスタジオにあるモニターで試合を見ていたのですが、試合後、閉会式最後にナインたちがグラウンドを行進している時、堪えきれなくなって涙を流していた大藤監督の姿に筆者は目を奪われてしまいました。
選手たちと接する時や我々報道陣の取材に応じてくれる時など、気持ちはとても熱いけど、淡々としたイメージが強かった大藤監督。
そんな監督が人目を憚らず涙している姿に筆者もまた涙。
中京大中京・大藤敏行監督の想い全てがこの涙に集約されていたなと改めて思います。
それにしても今年の夏は熱戦続きの好ゲームが多かった。
普段はほとんど涙することのない筆者、この夏だけで何度泣いた事やら・・・。
2009年09月15日(火)
中京大
先日、中京大SPのロケに中京大・豊田キャンパスへ行ってきました。
フィギュアスケートの浅田真央、安藤美姫。そしてハンマー投、室伏広治、モーグル界のニューヒロイン、伊藤みきなどなど…。多くのメダリスト、そして日本のトップアスリート一流アスリートを輩出している、中京大。今回は、そんな中京大に伊集院所長が潜入して、その秘密を探るというロケ。
ロケ当日は微妙な曇り空。天気が心配された中、何とか雨も降らずにロケすることができました。
ロケの流れは、中京大・豊田キャンパス内にある様々な施設を巡り、そこで次々となアスリートに遭遇。中京大での学校生活の話や、トレーニングの話など、中京大がこれだけ多くのアスリートを輩出している理由を探ります。
それにしても驚きなのが、中京大の施設のスゴさ!!普通の大学では考えられない立派なトレーニング施設や、専用グランドなど、とても自分が通っていた大学とは比較にならないものばかり!!
特に中京大が誇るアイススケートリンク、「アイスアリーナ」は国際規格のフィギュアスケート専用リンク。この「アイスアリーナ」は、2010年バンクーバー五輪に向けた文部科学省のナショナルトレーニングセンターに指定されるほどの立派なもの。
しかし、皆さん知ってました??この施設を使っているのは、わずか10人足らず…。こんなに立派で広いのに…なんか、もったいない!!なんて素人の私は思ってしまいました。。。
しかし、なにわともあれ、これだけの施設と環境!!多くのアスリートを輩出している理由も少しわかる気がします。
そんな中京大の知られざる施設や、アスリート、ちょっと皆さん知りたくなってきませんか??
そんな方は、9月19日(土)26日(土)と2週に渡って「中京大スペシャル」をOAしますので、是非その中でご覧ください!!
2009年09月10日(木)
美味し国・伊勢志摩
先日、三重県の伊勢神宮まで行ってきました。
今年の11月1日(日)に行われる全日本大学駅伝のコース下見です。
「駅伝は毎年恒例のイベントだから前年のことを踏襲すれば良いでしょう」と入社した当初は思っていましたが実は毎年同じようにはいきません。駅伝は道路を走るため、工事などがあるとカメラ位置などが変わってくるんです。これがなかなか大変なんです。下見だけなのに50人ぐらいのスタッフが集まって延べ50台以上のカメラの全てのポジションを確認し、現場でお世話になる地元の人にあいさつをしながら、スタートの熱田神宮からゴールの伊勢神宮までの106.8キロをチェックします。伊勢に着くころには何がなんだかよく分からなくなっています。
それでも今年は例年以上の収穫がありました。美味し国・伊勢志摩とはよく言ったもんです。その夜、ホテルの方に教えてもらった居酒屋に行ったんですが・・・・美味い!!!
魚、鳥などが豊富にあり、お酒もだいぶ進んでしまいました。極めつけは「伊勢えび雑炊」。安いし(880円)美味い!!!!さすがは美味し国・伊勢志摩。新たな楽しみができました。
2009年09月02日(水)
中京大学スペシャル~強さの秘密を探る~
東海地区のアスリート応援番組『スポケン!』これまで数々の地元選手にスタジオへ来ていただきました。そこであることに気付いたのです。中京大学出身のアスリートが圧倒的に多い!!承知の事実と言っちゃえばそれまでですが、五輪金メダリストの室伏広治選手はじめ、同じく投擲の室伏由佳さん、北京五輪出場で言えば、競泳・松田丈志選手、自転車・和田見里美選手、体操・黒田真由選手、シンクロ・松村亜矢子選手。また来年のバンクーバー五輪の注目選手にもフィギュアスケート・浅田真央選手、安藤美姫選手、小塚崇彦選手、すでに五輪出場内定が決まったモーグル・伊藤みき選手などなど。過去にも日本を代表するアスリートがたくさん、ここには書ききれないほどいるんです。
そこでふと思ったのが・・・中京大学ってどんなところなの?大学に強さの秘密はあるのだろうか?さらにトップアスリート同士が一緒に体育の授業は受けてるの?体育祭とかやったらどんな感じなんだろ?いきなり日本記録が出ちゃったりして!?なーんて疑問がふつふつと。。。
ということで、番組では中京大の強さの秘密を探るべく、最強アスリートを輩出する中京大学へ直接行ってみよう!果たしてそこには何が隠されているのか!伊集院が自らの目で確かめることに!
スタッフもワクワクのロケになりそうです。放送は今月19日(土)、26(日)を予定!ご期待ください!