2010年07月26日(月)
探求心列島が熱狂したW杯も終了。W杯戦士たちがクラブに帰ってきた。
リーグ再開に向けて、チームがキャンプを行う間、代表選手たちにはチームから休養が与えられていた。
本来OFFのその期間に、「休みも大切だけど十分とったし、リーグ再開を逆算すれば、もう準備しないと」と、チームメイトの居ないグラウンドを黙々と走りこみ、練習に励む選手の姿があった。楢﨑正剛選手。
W杯予選では代表守護神としてサムライブルーのゴールマウスを守り続けたが、本大会では、そのポジションを明け渡すこととなった。とはいえ、日本でおしも推されぬトップクラスのGKであることには、間違いない。グランパスでは10年以上、そのポジションを守り続けてきた、絶対的守護神のあまりにも周到すぎる準備。
チーム合流当日は、学生チーム相手の練習試合。その先発メンバーに楢﨑選手の姿があった。後半16分までを戦い終えた楢﨑選手は試合後こう語った。
「試合をこなして、自信を得たので良かったと思います」
W杯を4度経験したベテラン。国内では、GKとしてリーグ戦400試合出場、100完封など次々と記録を樹立してきている楢﨑選手。その楢﨑選手が、学生チームとの練習試合を終えて、自信を得たと語った。
1試合1試合に対しての真摯な姿勢。
あくなき探究心。それが、楢﨑選手が楢﨑選手たるゆえんなのかもしれない。
2010年07月21日(水)
「堂上直倫」今、メーテレスポーツ部では、毎日高校野球の取材が行なわれています。ついこないだまでワールドカップで話題持ちきりだったのに7月入ってからは野球一色です。
そんな中、今週のスポケンでは、プレイバック高校野球特集を行います。2006年、高校野球愛知県決勝・名電対春日丘の試合を振り返ります。9回2アウトからの大逆転のドラマ。当時、名電で4番の堂上直倫選手に話を聞き、裏側を解き明かします。
告知はこの辺にしときまして、今回は、中日ドラゴンズの堂上直倫の話をちょっとだけします。
直倫選手は、現在、一軍でスタメン出場し、連日活躍しています。しかし、ポジションは本来のサードではなく、セカンド。
名手・井端選手の離脱により、空いたセカンドのポジションを守備力のかわれた直倫選手がうめることになったのです。ほとんど経験したことのないセカンドをこなす直倫選手ですが、その練習量は凄まじいです。毎日試合前の練習でキャンプ並のノックを受ければ、他の選手達と同じメニューを消化します。そのあと試合にフル出場、休みなく動きます。
毎日、ヘトヘトになり、みるみる内にやせていく直倫選手。それだけ、頑張らなければ、ドラゴンズのスタメンを勝ち取ることはできない。その必死さが練習を見ていて、すごく伝わってきます。
今後の堂上直倫選手の成長に期待しています。
2010年07月12日(月)
スポーツ スタッフのつぶやき5月にスポーツ部に移動してきた小生。
今までは他の部署にいながらスポーツの仕事に携わっていたため、
多少なりともスポーツの仕事に対して造詣はあったつもりでした。
しかし、いきなり難問に遭遇した。
何かというと、今世間を騒がせている相撲界の賭博問題。
小生は大相撲の記者クラブ担当として、系列間の調整、現場の仕切りと
右往左往の毎日。
従来から相撲界の取材というのは、細かな部分にわたってしきたり、
ルールがありとにかく複雑だ。
そこにきて賭博問題で取材活動もより複雑になってしまった。
ニュースを出稿する報道部やワイドショー番組など入り乱れての
取材となるので、無駄を省くため各番組やニュースで協力体制を敷き、
取材体制をキー局であるテレビ朝日スポーツの相撲デスクと毎日電話や
メールで連絡をとりつつ決めている。
毎日帰るのは深夜・・・。いや帰れない日々が続いている。
前述したようにルールやしきたりが多いため、携帯電話の電池もなくなって
しまうほど各部署から問い合わせの電話も多い。
さらに追い討ちをかけたのが参議院選挙。
選挙も名古屋場所初日と同じ11日のため、報道部にも人がいなく
小生が現場で中継Dなどとして行かなければならない。
そればかりではない。
相撲協会に問い合わせなどをすると親方に怒られる。
相撲の取材では親方から怒られるのが普通らしいが、
それにしても怒られ方は尋常じゃない。
何故相撲担当になったばかりの小生にこんな災難がふりかかるのか。
相撲担当の前任者からは「名古屋場所の前には何かが起こり、鬼門だよ」と
言われてはいたが、まさかこんな世間を揺るがす大問題が発生するとは。
おのれの不幸を嘆く毎日を送りつつ、
今場所が始まったばかりだが、すでに来年の名古屋場所が恐怖になっている。