2011年06月28日(火)
「夏本番 高校野球シーズン到来」連日暑い日が続いていますが、さらに熱い季節がやってきます。そうです、高校野球シーズンの到来です!先週末に東海3県の組合せ抽選会が行なわれました。各県の簡単な展望です。
まずは愛知。全国最多の188校が1枠を争う大激戦区。大本命が不在の戦国模様です。その中でも注目は中京大中京。昨年ほどの突出した選手はいませんが、総合力で接戦をものにし、春の愛知王者に輝きました。エース浅野は「昨年の甲子園での経験が生き、苦しい展開でも心に余裕がある」と語るように、昨年から精神面、技術面ともに成長を遂げています。浅野を擁する中京大中京、3年連続の甲子園出場なるか。それに続くは、昨年準優勝の愛知啓成。昨年から正捕手をつとめる坂が土本、浅田、具志堅の3投手を引っ張り、夏の甲子園初出場を狙います。私学4強の東邦、愛工大名電、享栄や古豪・愛知や大府、至学館も力があります。混戦の愛知を制するのは果たして?
一方、岐阜は昨秋の東海チャンピオン・大垣日大が一歩リード。春の東海大会も準優勝と安定した成績を残しています。エース葛西を中心に、走攻守のバランスがよく、死角が見当たらないくらいの戦力が揃っています。大垣日大を追うのは、その大垣日大を破り春の東海チャンピオンに輝いた大垣商、投打のバランスがとれた岐阜第一、大型右腕・野々村を擁する岐山の第1シード組。甲子園常連校の県岐商や中京、関商工、東濃実業の第2シード組、昨年優勝の強豪・土岐商、岐阜工、多治見のノーシード校にも注目。
三重は春の県大会を制した菰野と、昨年甲子園初出場を果たしたいなべ総合の2校が中心。菰野は豊富な投手陣で落ち着いた試合運びをするなど前評判が高いです。一方、いなべ総合はエース岡部が投打の中心となり、2年連続の甲子園出場を狙います。打撃力の三重、宇治山田商、皇学館も上位を伺う様相。また、いきなり海星と松阪の実力校同士が対決する好カードが実現。こちらも要注目です。
今夏の高校野球のスローガンは「がんばろう!日本」。球児たちには最後まで全力プレーで白熱した試合を期待しています。がんばれ、高校球児!!
*メ~テレでは関連番組やPC&携帯サイトで高校野球を盛り上げていきます。まずは、7月4日から放送の「めざせ!甲子園」では東海3県の注目校を紹介いたします。その他、番組の情報はHPでお知らせしていきます。是非ご覧ください。
2011年06月20日(月)
「ジャパニーズソウルフード」少し前、衝撃的な場面を目撃してしまった。
筆者が取材で中日ドラゴンズのファーム(2軍)が練習するナゴヤ球場に行った時のこと、
練習が終わった夕方、3人の外国人選手が自転車に乗って一目散に向かう場所があった。
先に述べておくが、その選手とはブランコ、グスマン、カラスコの3人である。
実は3人とも球場からさほど遠くない距離に住んでおり、ナゴヤ球場への通勤には自転車を使ってきていることが多い。
そんな3人が練習終わりに一目散に向かう場所・・・それは何と「ラーメン屋」だった。
大きなジャージに身を包んだ男3人が颯爽と店の前に自転車を乗りつけ、のれんを潜っていく・・・
店主に「コンニチハー。オミセアイテマスカ??」とでも一言言って入っているのだろうか。
正直、筆者は唖然としてしまった。
我々報道陣もファーム取材などに行った時には、必ずといっていいほどその店に通う。
筆者もお決まりのメニューがあるのだが、彼らが一体何を食べているのか正直気になってしまった。
その数日後、再びナゴヤ球場に取材へ行った筆者は店主に聞いてみた。
「ああ、あのコらね。いつも来たらピリ辛味噌(ラーメン)とチャーハンだよ、大盛りで」
え~
店主の話を聞く前、ドラゴンズで通訳を務める桂川さんにリサーチをしていた筆者。
「多分ですけど、フライドライス(=チャーハン)を食べてるんじゃないですか?
ドミニカにも似たような食べ物がありますし、懐かしい感覚なのかもしれないですね」
そう聞いていた私にとって、まさかラーメンまで口にしているとは思いもしなかった。
しかもピリ辛味噌って・・・
店主曰く「箸の使い方も結構上手いんだよね」とプチ情報も教えてくれた。
さらに!びっくりした事がまだある。
「何日か連続で食べにくるなんてしょっちゅうだよー。あと、へスス君もくるよ」とは店の女将さん。
ちなみに筆者が目撃した日から数えて、3日連続でお店に来ていたそうだ。
す、凄い、凄すぎる・・・
だけど、よ~く考えてみたら世界に誇るジャパニーズソウルフードだもんなあ・・・
彼らが美味しそうに食べる姿を何となく想像してみた。
関係ないけど、ちょっとだけ誇らしげに思えた。
2011年06月10日(金)
「季節感」例年より、早い梅雨入りとなった今年。
先日、少ない休みの日、夕食を外で取るついでに、足を延ばして岡崎の山中にホタルを見にいきました。例年は、入梅前後6月上旬が見頃と記憶していたので、ドライブがてら出かけたものの、今年はここ数年に比べ、春の平均気温が低く、ちらほらお目にかかれるくらいで、まだこれからとのことでした。ただ梅雨の晴れ間、そして新月の夜だったので、初夏の風物・ホタルの替わりに、降りそそぐような星空を満喫してきました。
閑話休題、スポーツ部でも、みんな忙殺されそうな毎日を過ごすものの、自ずと季節には敏感です。花鳥風月に触れる以前に、年間おおよそのスケジュールは、各々インプットされ、そのシーズンや大会に向けて、日々の取材や番組制作、その準備など季節を意識せざるをえないのです。プロ野球、Jリーグ、駅伝など数多ある中でその最たるものが、夏の季語でもある『高校野球』。
あ~、またこの季節がやって来たっ!という実感。
まだ梅雨の真っ最中じゃないかと思われる方も多いと思いますが…
メ~テレスポーツにとって、高校野球は一大イベントなのです。地方大会から本大会まで、2ヶ月に渡る長丁場。大会が始まってしまえば、アナウンサー、ディレクター、技術陣など取材スタッフ全員が高校球児と同じように、灼熱の太陽の下、東海3県を駆け回ります。そのためにもスポーツ部では、梅雨空の下、放送番組や中継のための十分かつ入念な準備に忙しく、ディレクターたちは注目校をはじめとした情報収集に余念がありません。
メ~テレでは、「めざせ!甲子園」「速報!甲子園への道」「愛知大会の決勝・準決勝の中継」といった高校野球特番だけでなく、「ドデスカ!」「UP!」でも熱戦の模様をお伝えするとともに、メ~テレホームページ上に高校野球サイトを開設し、この地方の高校野球を応援していきます。
7月には、大相撲再生を誓う力士たちが半年振りの本場所に挑む名古屋場所もあります。この夏、節電の中、工夫して涼を求めるのも結構ですが、思い切って、暑い季節を、より一層熱く感じられ、楽しめるところに出かけてみてはいかがでしょうか?