2011年09月28日(水)
「週末ごと」職責柄、他のスタッフのように、現場で選手に直接取材することはほとんどありませんが、プロ球団フロントや協会役員の方々のお話を聞く機会は多くあります。小生と同様に現場とは少し距離を置いているものの、選手の活躍の場としての大会や競技環境の整備などに多くの情熱と労力を注ぎ込まれています。
例年、プロ野球ならすでにリーグ優勝も決まり、クライマックスシリーズや日本シリーズの話題で盛り上がる時期ですが、今年は東日本大震災の影響により、およそ一ヶ月後ろにずれたため、これからが佳境を迎え、その衆目を集めるに違いありません。ほぼ通年、世界を舞台での活躍する選手や代表チームをはじめ、長丁場のJリーグで注目を集めているサッカーは別としても、秋からシーズンがスタートするスポーツ、例えばバスケットボールやラグビーなど、の関係者ははっきり口には出されませんが、気が気でないようです。特に、このエリアには企業が支援するバスケットボール、ラグビー、ハンドボールなどの強豪チームは数多あるものの、なかなかニュースなどの俎上に上がらないのが現実。
小生宛てにシーズン初頭の記者会見や取材依頼などの案内を頻繁にいただきますが、放送時間が限られているテレビゆえに心苦しくもお断りすることも度々…
案内の内容をみれば、この地区では毎週末、なんらかの競技でトップカテゴリーの大会が開催されています。なんとか少しでも関係者の方々の熱意に報いるべく、ネタとなるきっかけを掴んで、スタジアムやアリーナの熱気を伝えようと、無力ながらも小生は、週末ごとせっせといろんな競技会場にこれからも足を運んでいきます。
スポーツの熱さや情報の発信源は、選手・チームが戦い、ファンが集うスタジアムであり、アリーナに違いありませんから。
追記、一(いち)ラグビーファンの思い…
小生はイラストのとおり、幼いころから大学までラグビーにどっぷりと浸かり、50歳を前に、未だに年に数回ゲームを楽しむラグビーマッドです。
残念ながら、今回のラグビーワールドカップで日本代表は予選プール最下位で終わりました、日本国内を興奮させることもなく、注目も集めることもなく。関わってきたものとしては、悔しいが、誤解を恐れずに言えば、期待外れではあったが、予想通りの結果で。
しかしながら、待ったなしで、8年後の2019年には日本でラグビーのワールドカップ開催は決まっています。これからは、期待と予想がひとつに、より一層の結果に求められます。ラグビーファンの皆さん、まずは地元チームを盛り上げ、選手・チームを後押しする力になりましょう、日本代表の強化につながるように。
2011年09月21日(水)
「ポーカーフェイス?」先日、中日ドラゴンズの吉見一起投手を取材した。
これまで縁がなく、ちゃんとしたインタビューをするのは初めて。
しかし話し始めてすぐ、自分が抱いていたイメージとのギャップに驚いた。
まじめで無口、職人タイプで少し気難しい感じだと思っていたのだが、
質問には、しっかり丁寧に答え、勘も鋭く、表情も豊か。
とても魅力的な人物だった。
そんな吉見投手が今シーズン心がけていることがあるという。
帽子のひさしの裏に書かれた「無気」という言葉。
感情を表に出さないとかの意味があるそうだ。
確かに今シーズンはピンチをしのいでもほとんどガッツポーズをしない。
8月27日の横浜戦で今シーズン初完封勝利を挙げたときも、
表情は一切変わらなかった。マウンドへきたキャッチャーの谷繁選手に
何かを言われ笑うまでは・・・。
実は2年前のクライマックスシリーズの巨人戦。
吉見投手は連続ホームランを浴び同点にもかかわらずマウンドで
しゃがみこんでしまった。その姿を見たある先輩投手から
「お前は淡々と投げるタイプだよ」と言われたのがきっかけだそうだ。
去年もチャレンジしていたが出来なかったので今年もと、2年越しでの挑戦。
そしてその効果もあってか、ここまで14勝。
打たれても抑えても淡々と投げ続けて結果を出している。
吉見投手も「良いのか悪いのかは分からないけど、人に何を考えているか
分からないと言われたので最後まで続けます」とマウンドでは
ポーカーフェイスを貫く、はずだった。
ところが9月9日の横浜戦。
今シーズン2度目の完封勝利を挙げ、吉見投手はガッツポーズをみせた。
しかし、なぜかホームベースの方を見ながら・・・。
実は前回の完封の時に、マウンドに来た谷繁選手から
「最後ぐらいはガッツポーズしろよ」と言われていたのだ。
そしてこの日、同じ完封勝利を成し遂げ、じっくりと溜めてから
渾身のガッツポーズ。それも完璧な「どや顔」で・・・。
吉見投手の人間味、魅力がまさに溢れ出た瞬間だった。
次はどんな場面で吉見投手のポーカーフェイスが崩れるのか。
今から楽しみでしょうがない。
2011年09月13日(火)
「取材拒否」少し前の話になりますが、高校野球三重大会準々決勝、菰野×近大高専の一戦で印象に残った出来事がありました。
1年生ながらメンバー入りした菰野の山中亨悟投手。
今大会それまで2試合に登板し5イニング無失点と、安定したピッチングを披露していました。
しかし、この試合では1回もたずに3失点。
チームも3-6で敗れました。
試合後に話を聞こうとすると、涙ながらに「すみません…」と一言。
粘りましたが、何度試みても断られました。
いつもだったら、気さくに質問に答えてくれる山中投手。
相当の悔しさ、そして自分への苛立ちがあったと思います。
まもなくセンバツ出場へのカギを握る秋季三重大会が開幕。
まだ菰野は出場を決めていませんが(9月12日現在)、必ずや出場して、夏から成長した姿を見せてくれることでしょう。
2011年09月09日(金)
世界大会経験者が語る!先日、韓国テグ行われた世界陸上。
日本は、室伏選手の金メダルとマラソン団体の銀メダルで終わった。
世界の大会ともなると、出場できる基準が高いため、メダルどうのこうのでなく、
『出場する』という事がまずもって大変な事なのだ。
そんな中、女子4×100mリレーのアンカーとして出場した
愛知の至学館大・今井沙緒里選手と話す機会があり、韓国テグでの出来事を話してくれた。
まずは、選手村でのご飯。
韓国=キムチという考えだったが、選手村にはキムチは出なかった!!!
刺激物はあまりよくないからかな・・・?
あともう一つ。
韓国=焼肉と思って期待していたが、食べられず・・・
悔しくて、日本に帰国してすぐ韓国料理屋で焼肉を食べたとか。笑
海外に行ったりすると、日本食が恋しくなるハズが・・・選手村ってやっぱり謎。
あと、気になるのがあの『ボルト』に会えたか?!
無事『生ボルト』を拝めたらしい。
率直な感想は・・・『本当にデッカイ!!』の一言だったそう。
う~ん。テレビの前で見ていても大きく感じるから、生で見たらもっと大きいんだろうな~。いつか生で見てみたい。世界遺産的な感覚。笑
でも、世界で戦う選手はボルトに限らず、みんな大きい。
その差を改めて感じたそうだ。
今井選手は、今回初めて世界大会を経験して、本当にたくさんの事を学んだという。
こういう経験が、どんどん選手を強くさせていくのだろう。
まだまだ高い世界との壁!
近い将来、その壁を頑張って打ち破ってほしい。
「まずは体作りからだから、焼肉でも食べて~~」と、
いつの間にか焼肉をご馳走する事になっていた。笑
たくさん食べてスタミナつけて、丈夫で大きな体を作って、
ロンドン五輪に出場して『生ボルト』を拝ませてください!笑