2012年09月26日(水)
「積み重ね」ここ1週間近く、イチローの勢いが止まらない。
9月16日から25日現在まで8試合連続安打、
何より凄いのが、この期間の打率は34打数17安打、打率5割と当たりに当たっている。
今年7月、12年間在籍したシアトル・マリナーズから
ニューヨーク・ヤンキースに移籍して以来、新たなモチベーションを得たかのように溌剌としたプレーを見せているイチロー。これまでにも数々の大記録を打ち立ててきたが、ワールドチャンピオンを目指すチームに移籍したことは、本人にとって新たな挑戦の場として格好の舞台になっているのだろう。
今回、かつてインターネットで見た「イチローの名言」を集めた動画を見直してみて、改めて心に響く言葉を一つピックアップしてみた。
「積み重ねていかないと遠くの大きな目標は近づいてこない」
仕事の上でも生活面でも。
先々のことは、現在の過ごし方にかかってるって事ですね。
努力を重ねてきたからこそ更なる高みへと上ったイチロー。
筆者もその意識を忘れずに、日々努力していきたい。
2012年09月19日(水)
「ファンの力」9月17日、満員のナゴヤドームが、地響きのような歓声に包まれた。
「ピッチャー、浅尾」
去年のMVPの復帰を、何人のファンが待ち望んでいたことだろう。
今シーズン、ほとんどのドラゴンズ戦をナゴヤドームで取材させてもらっているが、この時の歓声は、満塁ホームランやサヨナラ勝ちの時とはまったく違うもので、期待、渇望のようなファンの熱い思いや力強さを感じ、一瞬ゾクっと鳥肌がたった。
首位・巨人に大量ゲーム差をつけられたドラゴンズに一筋の光がさした、そんな瞬間でもあった。
結果は、1イニング無失点。
フォアボールでピンチを招くなど、少し高めに球が浮いてしまう場面が見られたものの、最速は151キロをマーク。
「セットアッパー・浅尾」の存在感をファンの前で堂々と示した。
しかも、宿敵・巨人相手に。大量ゲーム差をつけられたドラゴンズに一筋の光がさした、そんな1イニングだった。
・・・一方、対照的だったのは、その翌日の試合。
5対5から7回に一挙4点を奪われ、敗色濃厚なドラゴンズ。
ブーイングが出てしまうようなベンチ采配も重なり、8回ウラ終了後、あきらめたように続々とドームをあとにするファンの姿。
スタンドには、前日の半分にも満たない観客しか残っていなかった。
ファンは、ときにあたたかく、ときにシビア。
残りわずかのシーズン、
「ラスト一球までなにが起きるかわからない」ファンにそう思わせるような熱いゲームを、最後の最後まで見せてほしい。
2012年09月10日(月)
グレートセントラルレジェンドユニフォーム2012懐かしい、ド派手、やっぱりドラゴンズといえばこのユニフォームでしょ!
…などなど様々な意見が飛び交った「グレートセントラルレジェンドユニフォーム2012」
セ・リーグ6球団が昔懐かしいユニフォームを着て合計6試合を戦ったこのイベント、個人的な意見では大成功だったと思う。
筆者は10月で32歳になるが、ドラゴンズが着用した今回のオールドユニフォームは子供の頃に足を運んだナゴヤ球場で目の前の選手が着用していたこともあり、本当に懐かしかった。
特に9月2日の神宮球場でのヤクルト戦の前、往年の名プレーヤーによる真剣勝負がとても印象に残っている。
宇野勝打撃コーチとかつてヤクルトのエースとして活躍した岡林洋一さん(現ヤクルトスカウト)の勝負だったが、背番号7をつけた宇野コーチのユニフォーム姿は筆者が思うにチームの中で一番似合っているように思った。
「やっぱり自分が入団したときに着ていたユニフォームだからねえ。
思い出深いよ。着てみて違和感がないってことだよね」
そんな宇野コーチ、岡林さんとの真剣勝負で三遊間を綺麗に破るレフト前ヒットを放った。
年齢を重ねても色あせることのない宇野コーチの打撃フォーム。思わず熱くなり、手に汗を握った筆者。
ふと今年2月の沖縄キャンプ中、選手の早出練習の合間にロングティーを行っていた宇野コーチを思い出した。
「体力作りだよ。そのうちまたサク越えしたいなあ」あの時の練習がまさかこんな形で見られるなんて…
夢のような3球勝負、夢のような1分間だった。