2014年09月18日(木)
「三重高旋風」高校野球のシーズンが終わってから、およそ3週間。振り返ると今年は愛知・岐阜・三重の県大会から甲子園まで、
数多くの試合を取材させていただきました。
それぞれの代表校が甲子園で熱い戦いを見せてくれたおかげで、あの夏の余韻が今も残っております。
「バンビ2世」と呼ばれ注目を集めた、東邦高校の藤嶋健人投手の熱投。
8点差を引っくり返した、大垣日大高校の史上最大の逆転劇。
そして何と言っても、甲子園で大旋風を巻き起こした三重高校。
初戦の劇的な延長サヨナラ勝ちから決勝戦の激闘まで
全員野球で戦った三重高のプレーにとてつもなく魅了されました。
甲子園での三重高の試合には4度取材で足を運びましたが、選手達のプレーもさることながら応援も素晴らしかった。
吹奏楽部の演奏に合わせてアルプス席の応援団が赤いタオルを振り回しスタンドを真っ赤に染める光景は、現場で見ると本当に迫力モノ!
決勝戦ではこの応援スタイルが一般のお客さんにも波及し、アルプス席を含めた内外野スタンドが一斉にタオルを振り回すという、
今まで見たことのない壮観な光景に変貌!
対戦相手である大阪桐蔭の西谷監督も「スタンドがアウェー状態だった」と舌を巻くほどの大応援でした。
その大応援を受けていた三重高の長野主将は「守っていても凄く気持ち良かったですし、打席では凄く背中を押してもらった。
100%の力を出したい中で、120%の力を出せる最高の応援だった」と語っていました。
チームは準優勝に終わりましたが、あの応援は日本一だったのでは?そう感じております。
甲子園で“日本一長い夏”を経験した三重高ナインは、最後に長崎で開催される国体に臨みます。
最後まで三重高らしい全員野球を貫いて、国体でも三重旋風を巻き起こしてくれることを期待しております!
2014年09月02日(火)
「ミライメダリスト集結」ソチ五輪から半年近くが経ち、新たなシーズンを迎えるフィギュアスケート。これまで日本の黄金期を支えた、鈴木明子さん、安藤美姫さん、織田信成さんが昨シーズン限りで現役を退き、さらに浅田真央選手と髙橋大輔選手のWエースが休養を宣言。今シーズンは日本フィギュア界にとって新たな船出となります。
そんな中、4年後の韓国・平昌五輪に向け、次世代のジュニアスケーターたちの戦いもすでに始まっています。それが「ジュニアグラプリシリーズ」。浅田選手や羽生結弦選手らも通ってきた、トップスケーターへの登竜門となる大会です。そのジュニアグランプリシリーズが4年ぶりに日本で開催、しかもフィギュア王国愛知で初めて開かれます。「メ~テレ杯フィギュアスケートジュニアグランプリ愛知大会」に、地元愛知から期待のスケーターが出場します。
男子では、中京大中京高校2年の宇野昌磨選手。中学時代には小塚崇彦選手、羽生選手に続く全国中学校大会3連覇を達成。高校に上がってからも、1年生にしてインターハイ優勝。同世代で国内敵無しです。さらに、世界ジュニア選手権でも5位入賞と、世界の表彰台も見えてきました。そんな宇野選手の持ち味が「表現力」。「観ている人を感動させられるスケーターになりたい」と話す宇野選手が目標としているのが、髙橋大輔選手。世界トップクラスのステップや演技をお手本にし、日夜その表現力に磨きをかけてきました。さらに、今シーズンは新たな武器も手に入れました。それが、大技「4回転ジャンプ」。今の男子フィギュア界を制するには、4回転は必要不可欠な要素ですが、その大技をジュニアクラスの宇野選手はマスターしてしまいした。先月の国際大会では初挑戦でいきなりの成功。メ~テレ杯ではフリーで2回の4回転に挑戦する宇野選手。大技を成功させ、地元愛知でジュニアグランプリ初優勝を目指します。
女子では、中学2年の横井ゆは菜選手。鈴木明子さんと同じリンクで練習し、オリンピック選手の技術を間近で見て育ってきました。昨シーズンジュニアデビューし、全日本ジュニアにも出場。全国中学校大会では1年生にして4位に入賞するなど伸び盛りです。彼女は5種類の3回転ジャンプは勿論、3回転3回転の連続ジャンプも跳べ、練習ではトリプルアクセルにも挑戦しています。ジャンプ技術も高いものを持っていますが、彼女の一番の魅力が「魅せる」演技。昨シーズンから使用しているフリープログラムは、観ている人を楽しくさせる、不思議な魅力が詰まっています。さらに、憧れの鈴木明子さんの衣装を譲り受け、ジュニアグランプリデビューとなるメ~テレ杯でその姿をお披露目します。
将来日本を背負う期待のスケーター、さらに海外のトップクラスのジュニア選手が出場するメ~テレ杯ジュニアグランプリ。その模様を9月15日(月)朝9時55分から放送します。「ミライメダリスト」の華麗な演技に注目してください。