2015年07月17日(金)
「母との二人三脚で甲子園へ」今年も高校野球の季節がやってきました!
すでに全国各地で球児たちの熱い夏は始まっています!
僕の注目は三重の菰野高校。
この夏、7年ぶり3度目の甲子園を目指します。
そんな菰野のエース山田大樹投手は、リベンジに燃えています。
去年、1・2年生主体のチームで決勝まで進んだ菰野。
エースとして快進撃を支えてきた山田投手でしたが、三重高校を相手に2回10失点。
甲子園にはあと一歩届かず、悔しさだけが残るマウンドとなりました。
「もう1回リセットして、初心に戻って、最初から鍛え直したいと思います」(山田投手)
去年の冬から取り組んできたのが、下半身の強化。徹底的に走り込みやウエイトトレーニングを行なってきました。
その甲斐もあり体重は3キロ増加。下半身が安定したことで、持ち味の制球力はより上がりました。
そしてもう一つ、甲子園へ熱き想いを抱く理由があります。
「お母さんは1番の支えでもあって。勝つところを見せてあげたいなとは思っています」
山田投手は中学3年の時に父を亡くし、それ以降タイ出身の母・パリシャートさんが女手ひとつで育てています。
現在、寮で暮らす息子とは離れ離れの生活。
普段会えない分、パリシャートさんは忙しい仕事の合間を縫って必ず応援に駆けつけます。
「支えになっているので、元気をもらえます。お母さんも頑張っているので、自分も頑張れる」(山田投手)
「3年生で最後だから頑張ってほしい。一緒に甲子園行きたい」(母・パリシャートさん)
二人三脚で支え合い、母の存在が山田投手のパワーの源になってきました。
チーム、そして最愛の母のため、甲子園へのラストチャンスに挑みます。
「いろいろと迷惑かけた分、何もしてあげられなかった分も、甲子園に行って、自分が活躍して、チームが勝って、恩返しをしたいなと思っています」(山田投手)
2015年07月04日(土)
「山本昌」先日、野球解説者の井上一樹さんと
ナゴヤ球場で山本昌投手の取材を行いました。
山本投手は今年、キャンプから
順調な調整を続けていましたが、3月の教育リーグで
右ひざを痛め緊急降板、2軍でのリハビリを余儀なくされました。
「3ヶ月という期間が自分をへこますというか、
4月の頭ぐらいまでは、やさぐれていた」
とその苦しい日々を語った山本投手。
それでも現在、怪我も治り、2軍戦に
投げられる状態にまで回復しています。
さらにナゴヤ球場では、連日30度近い暑さの中、
100球以上もの投げ込みを行うなど
49歳とは思えぬハツラツとした姿を見せています。
今年で節目の50歳を迎える山本投手。
井上さんが「50歳まで現役を貫いていて、本当感心する」と話すと
「できますよ!練習をやめずに続けていれば50歳になってもできますよ!」
と笑顔で語っていました。
オールスター明けの1軍復帰を目指し、いま奮闘している山本投手。
7月中には元気いっぱいに1軍で投げている
山本投手の姿がみられるかもしれません。