スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します。
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2008/05/31放送
まもなく甲子園をめぐる熱い戦いがやってくる。そんな中、愛知・岐阜・三重・静岡の春の県大会上位2チームが東海王者を目指して戦う「春季高校野球東海大会」が開かれた。
その優勝争いの中心となるのが、春の選抜にも出場した、愛知「中京大中京」。
中京大中京には夏の前哨戦とも言える今大会で、試したいことがあった。
それは、2年生の堂林翔太を5番ライトで使うこと。堂林は、去年1年生ながら夏の大会準決勝に先発し好投したピッチャーだ。本来なら先発を任されるほどの投手だが、今回の5番ライトでの起用となった。
しかし蓋を開けてみれば、2打席連続ホームランで5打点と、予想以上の活躍を見せた。これには監督も本人も驚きだ。そして、「攻守の要」になるであろう、1人の選手が誕生した瞬間でもあった。
甲子園への切符をかけた愛知大会の開幕は、もう1ヶ月を切った。
今年もまた、高校球児の熱い夏が始まる。