研究コーナー

スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。

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高校野球SP

2008/07/12放送

ついに始まった夏の甲子園をかけた高校野球、地方予選。愛知・岐阜・三重の優勝候補や注目選手を徹底紹介。
90回目の記念大会に出場するのは果たして、どこか!?

<西愛知>…私学四強

今年の優勝争いも、愛知の高校野球界を引っ張ってきた伝統ある強豪、中京大中京、愛工大名電、東邦、享栄の「私学四強」が中心となりそう。

□ 中京大中京
今春のセンバツに出場し、春の愛知王者にもなった中京大中京がV候補の筆頭。特に、上戸、井藤、堂林のクリーンナップは破壊力抜群。中でも井藤はプロの評価も高い巧打者。4年ぶりの夏出場を目指す。

□ 愛工大名電
夏3連覇中の愛工大名電だが、今年は大きな危機感を持っている。春の県大会、準決勝で優勝した中京大中京に0-10、まさかの5回コールド負けを喫したからだ。その名電がこの夏、目指すのは機動力野球。俊足ぞろいの韋駄天軍団が4連覇を狙う。

□ 東邦
昨秋、今春とも県ベスト16にとどまった東邦。だが、この夏は堅い守りに磨きをかけ自信を見せる。愛知最多の150人の部員の中からベンチ入りを果たした20人はすべて3年生。「固い絆」で6年ぶりの甲子園に挑む。

□ 享栄
私学四強の中で最も甲子園から遠ざかっている享栄。その享栄がプロ注目の左腕、八木を擁し、復活の時を迎えようとしている。春の県大会では骨折で、万全の状態で投げられなかった八木が完全復活。13年ぶりに私学四強のプライドを取り戻す。

<東愛知>…公立の挑戦

□ 成章
この春、21世紀枠でセンバツに出場し、初勝利を飾った渥美半島は田原市の成章。
全部員が地元出身という「オラが町」のチームが夏初出場に臨む。

□ 大府
28年前、愛知で公立校として最後に甲子園に出場している「公立の雄」大府。
今年は大野、今村という2人の好投手を看板に、久々の公立出場に燃える。

<岐阜>…変身

□ 県岐阜商
通算52回の甲子園出場を誇る名門にOBでもある石榑(いしぐれ)新監督が就任。
チーム改革で雰囲気は一変した。去年失った岐阜王者の座を取り返す。

□ 岐阜城北
去年夏、2年生ながら岐阜大会の準々決勝でノーヒットノーランを達成したエース伊藤。ケガから復帰し、先月の練習試合にはプロ全12球団28人のスカウト陣が足を運んだ逸材。最速147キロの直球と多彩な変化球を誇る伊藤は要チェックだ。

<三重>…リベンジ

□ 宇治山田商
昨夏、センバツと2季連続甲子園出場をはたしている宇治山田商。センバツは1勝したが夏は未勝利。最速153キロを記録したエース平生が夏の甲子園にリベンジを狙う。

□ 菰野
そんな宇治山田商へのリベンジをめざすのが3年ぶりの甲子園を狙う菰野。プロ注目のエース、西は去年の県大会決勝で山商、平生と投げ合い敗れた。三重王者に雪辱を誓う。


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