スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦し続けるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します。
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2009/01/31放送
2月1日、いよいよドラゴンズの沖縄春季キャンプがスタート。
キャンプインに先立ち、選手たちはナゴヤ球場そして沖縄で合同自主トレを行っていた。
3年ぶりのセ・リーグ制覇、さらに日本一奪還へ。
早くも厳しい練習が行われ、汗を流していた。
そんな中、プロ4年目の新井良太は今シーズンへの強い決意を口にする。
「とにかく腹を据えて、覚悟を決めて今年はやろうと思っている。」
昨シーズン、一軍で24試合に出場した新井。
18打数3安打。打率.167と満足の良く成績は残せなかった。
それでも、ウエスタン・リーグでは、首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得し、2冠に輝いた。
さらに、長打率でもリーグトップの成績を残し、二軍ではあるが結果を出した。
今年は一軍に定着し、そして結果を残す。
「自分で掴むしかない。」
ウッズ・中村紀洋が抜け、ファーストのレギュラー争いは熾烈を極める。
このチャンスを逃がすわけにはいかない。
新井は持ち味のバッティングではなく、守備でアピールしていくと語った。
まずは守る。それから打つ。
去年一軍の試合で守って、少しではあるが手応えを掴んだ。
そして、少なからず自信も得た。
「しっかり守ってリズムをつくるというか、そういうことが大事だと気づきましたし、やっぱり(ドラゴンズは)守りの野球だと思うので、しっかりと守る。」
覚悟を決めて挑む今シーズン。
腹を据えてキャンプに臨む。