スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦し続けるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します。
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2009/03/07放送
左足から放たれる正確なフリーキック。ゴールへと結び付ける絶妙なアシスト。そしてゴール。昨シーズンのチーム得点王、FC岐阜を牽引する男・片桐淳至。 片桐の今シーズンは地元・金華山から始まった。およそ2キロの山道をダッシュで駆け上がる。チーム始動前、一人黙々とトレーニングに励んだ。
今シーズン、チームは15人にも及ぶ大量な選手の入れ替えを行った。ベテランが多く在籍していた昨シーズンとは打って変わり、11人の新人選手が加入。チームを一新した「新生FC岐阜」。
チームは2月、宮崎でのキャンプを行った。目的はチームの底上げ。まず基本となるフィジカルの強化。そして連携の確認。さらには5試合の練習試合を行い、チームのさらなるベースアップを図った。新チームへと変貌を遂げる中、片桐も今シーズン、新たなポジションに取り組んだ。前線でのプレーがメインだったFWから攻撃だけでなく守備面も求められるサイドハーフへのコンバート。今まで以上に運動量も必要となる。
進化を求められた片桐には、ある出来事があった。それは、長女の誕生。新たな家族の存在が、今まで以上に片桐の背中を押す。
そして今シーズン、片桐は「10得点10アシスト」を目標に掲げた。新たに得た家族の支え。そして自ら掲げた新たな目標。新生FC岐阜・片桐淳至から目が離せない。