スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦し続けるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します。
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2009/03/14放送
アジアNO.1クラブ決定戦、AFCチャンピオンズリーグ。今シーズン、グランパスはこれまでのJ1、ナビスコ、天皇杯の3つに加え新たにAFCチャンピオンズリーグに参戦する。32のアジアの強豪チームが集い、その中のクラブNo.1を決めるこの舞台で、一昨年は浦和、そして去年はガンバ大阪と、2年連続Jのチームがアジアチャンピオンに輝いている。グランパスはこのACLではEグループに入り、韓国、中国、そしてオーストラリアのチームとグループリーグを戦う。そしてこの4チームの中で2位以上になれば決勝トーナメント進出となる。だがアジア王者への道は険しいものとなっている。グランパスは開幕からの16日間で5試合を戦わなければならない。
約3日に1試合という強行スケジュールとなっているのだ。
初戦の韓国・蔚山現代戦、スタジアムには200人ほどのグランパスサポーターが駆けつけた。序盤は蔚山現代ペース。韓国特有の球際の強さに、グランパスは自分たちのサッカーができない。そして前半25分、コーナーキックからヘディングで先制点を奪われてしまう。初のACL、そしてアウエーでの1点ビハインド。だがそんな苦しい状況でさえ今のチームには高いハードルではなかった。後半は前半と見違えるように動きがよくなるグランパス。まずは小川のクロスに2年目の吉田が頭で合わせ同点。今度はエース・ダヴィ。コーナーキックからのヘディングは自らの誕生日を祝う、2試合連続ゴールとなり、逆転に成功する。そしてとどめは試合終了間際の後半41分、玉田からのフリーキックにマギヌンがあわせ3点目。初出場のACL、グランパスは鮮やかな逆転勝ちで好スタートを切った。