アスリートドキュメント

スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦し続けるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します。

154

マーメイドジャパン双子姉妹 木村真野&紗野

2009/05/09放送

日本が誇る美のスポーツ、シンクロナイズドスイミング。
北京オリンピックを終え、日本は代表メンバーの全員が引退・・・
そして次なる世代へ・・・新生マーメイドジャパンが日本の新たな歴史を作る。

その新生マーメイドジャパンの中に人生をシンクロにかけた2人がいる。
中京大学 双子姉妹の木村真野(まや)と木村紗野(さや)。
人魚姫に憧れ4歳からシンクロをはじめた2人。
気付けば、日本を代表するマーメードになっていた。
まやさや最大の武器 それは双子ならではの同調性。
また彼女たちの演技はエキゾチックかつ独創的な世界を作り出す。

去年12月、新生マーメードジャパンがオリンピック後、初めての国際大会に挑んだ。
この大会で日本代表のデュエットに大抜擢されたのが、木村真野(まや)と木村紗野(さや)だった。
新生ジャパンとしての初舞台、そんな緊張の中で彼女たちは堂々たる演技を見せ、結果、強豪国スペイン、中国に続いての銅メダル。
まさに快挙だった。

しかし、その裏には彼女たちのシンクロ人生をかけた大きな決意があった。
今シンクロ界は大型化が進んでいる。
世界トップに君臨するロシアの平均身長は170cm以上。
日本も代表選考の際、基準の身長に満たない選手に対し減点するなど、大型化に向け進んでいる。
まやとさやは日本代表11人の中でもっとも小さい。
2人はデュエットどころか、今後代表にもなれない危機感があったのだ。
だからこそ小さくても世界で戦えることを証明したかった。
スペインでの銅メダルは彼女たちに大きな希望を与えた。

そんなまやさやが次に目指すのが、7月の世界水泳。
新生マーメードジャパンの一員としてマヤサヤがシンクロ界に新たな歴史を刻む。


バックナンバー