スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦し続けるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します。
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2009/07/11放送
参加184校。全国屈指の激戦区・愛知。
その愛知大会の優勝候補を引っ張る注目の強打者たちがいる。
この春、センバツでベスト8入り、快進撃を見せた中京大中京。
全国で通用した強力打線をひっさげ、実に5年ぶりの夏の甲子園を狙う。
その中京大中京の大黒柱がエースで4番の堂林翔太。
センバツでは、3試合すべてを1人で投げ抜いた堂林は、打っても12打数7安打と6割近い打率を残した。
今年のドラフト候補である堂林の魅力は何といっても、長打力。
2年生ながら、去年の春の東海大会で2本の特大ホームランを放ち、非凡な打撃力が注目の的となった。
中京大中京が誇る、もう一人のスラッガーが3番を打つ河合完治。
去年の秋の公式戦の打率、打点はセンバツ出場選手の中でトップ。
堂林が不在だった春の県大会でも、抜群のバッティングセンスを見せ、夏のシード権獲得に貢献した。
高校通算34本ものホームランを放っている河合だが、確実性を求めるバッティングに徹している。
春の県大会で優勝し、この夏、2年ぶりの甲子園を狙う愛工大名電。
その名電の主砲が高校通算32ホーマーの中沢佑樹。
春の県大会では、準決勝の中京大中京戦で、逆転の3ベースヒット。
決勝の東邦戦でも、勝負を決める3ランホームランを放つなど、勝負所で、中沢の長打が飛び出した。
去年、爆発的な攻撃力で甲子園出場を果たした東邦。
今年も攻撃野球をかかげ連覇を狙う。
その攻撃野球の中心となるのが4番、石川貢。
シュアなバッティング、そしてパンチ力を併せ持つ石川。
また、50mを5秒台で走る俊足ぶりも魅力だ。
激戦の愛知大会を彩るスラッガーたち。
この夏、彼らのバットが筋書きのないドラマを生み出す。