アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
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レーシングドライバー中嶋一貴

2004/05/01放送

~ルーキーの挑戦~

 今年の全日本F3選手権は激戦になると予想されている。そんな中、開幕戦でいきなりポールポジションを奪った驚異のルーキーがいた。中嶋一貴19歳。彼の父は日本人初のF1レギュラードライバー中嶋悟。父の影響で幼い頃からレースの世界が身近だった彼は、その非凡な才能を去年、一気に開花。フォーミュラトヨタのシリーズチャンピオンを獲得し、今年から国内で2番目のカテゴリーとなるF3にステップアップしたのである。

 3月27日に行われたF3の開幕戦。予選でルーキーにもかかわらずポールポジションを獲得した一貴。このまま優勝をすれば、なんと10年ぶりの快挙となる。当然マスコミの注目度も高まった。しかし、このことが一貴にプレッシャーをかけることになる。結果を出さなければならない…いままでにない緊張感の中、ついに開幕戦の決勝を迎えた。
 プレッシャーの中、スタートを上手く決めた一貴は、とてもルーキーとは思えない堂々とした走りで独走。後続とのギャップを毎ラップ広げ、なんと2位に4.5秒差をつけ、見事デビューイヤーのポールトゥウィン。プレッシャーを跳ね除けてこの快挙を成し遂げた。続く第2戦も同じくポールトゥウィン。一貴は最高のかたちでF3のデビューを飾った。
 しかし、第3戦は7位と低迷、苦しいレースとなった。だが、一貴は諦めなかった。第4戦でチャンスを逃さず、2台を抜き、9位でフィニッシュ。苦しいレースながらもポイントを獲得。次回に繋がる良い流れでレースを終えることができた。

 全20戦あるF3はまだまだ序盤。このまま終わるわけにはいかない。一貴はシリーズチャンピオンを目指し残る16戦を走る。
次回予告
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