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～アテネへの想い～
「日本初の五輪代表」を目指すアスリート、中田有紀。地元・中京大学を卒業した中田は日本人がまだ一度も五輪に出場したことのない「陸上・七種競技」でアテネを狙っている。
二日間で陸上競技の七種目を行う「走・跳・投」全ての運動能力が必要とされる競技である。中田は練習できる環境を求め、職を転々としながら五輪を目標に競技を続けてきた。
そして６月、アテネへのラストチャンス、代表選考会の日がやってきた。だが中田は、自己ベストを更新しなければアテネへ出場するための目標点がクリアできない状況へと追い込まれてしまう。結果､自己ベストを更新する活躍を見せるも、目標点はクリアできなかった。
陸上・日本代表の発表は今月中旬。果たして、アテネに出場できるのか？チャンスが残っているかぎり、中田の夢は終わらない。
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