アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
ファイルナンバー

008

中日ドラゴンズ 荒木雅博

2004/06/12放送

~進化した盗塁の秘密~

 混戦が続くセ・リーグで熾烈な首位争いを繰り広げる落合中日。
そんな中、今リードオフマンとしてチームに欠かせない存在なのがプロ9年目荒木雅博である。いまだ失策ゼロと落合監督も絶対の信頼を寄せる守備。
得点圏打率チーム2位と勝負強さが出てきた打撃。去年と比べて確実に成長した姿を見せている。

だがそんな中最もレベルアップしたもの・・・それは、「盗塁」である。
去年の盗塁数、自己最多タイ16の荒木が今シーズンは51試合消化時点でナント11。明らかに増えている。
荒木を変えたものはいったい何なのか。そこには今年からチームに加わった長嶋清幸外野守備走塁コーチの存在があった。これまで思い切ったスタートを切れなかった荒木に、「もし失敗しても責任は俺にある」と話し精神的な負担を取り除き、技術面でも投手のクセなど自らの持つ盗塁に関するノウハウを荒木に伝えているのだ。
荒木はこの出会いをきっかけに今、確実に盗塁のスペシャリストへの階段を上っている。

しかし、荒木の盗塁が増えている理由は他にもあったのだ。それは打順。
去年8番を打つことが多かった荒木だが、野球のセオリー的に8番は盗塁をしにくい打順でその起用法に疑問を感じていた長嶋コーチは落合監督に上位での起用を進言。
今シーズンはほとんどの試合1・2番で起用され荒木は結果を出しているのである。
つないで勝つチームにとって荒木の足は最大の武器。だからこその打順固定なのだ。

現在の盗塁数はリーグ2位の11。トップのタイガース赤星とはわずかに2差。
荒木はこのまま赤星にくらいていくつもりだ。
次回予告
去年の高校野球愛知県予選
決勝まで自責点ゼロという驚異のピッチャーがいた。
豊川高校・ドクターKこと森福充彦。
涙をながしたあの日から1年…最後の夏への想いに迫る!
backnumber