アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
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高校野球 宇治山田商業・江川智晃

2004/07/10放送

~怪物の素顔~

 この夏、全国から注目を集めている高校球児、宇治山田商業・江川智晃選手。
身長182センチ、体重76キロと恵まれた体格から投げ下ろされる、MAX144キロのストレートは威力十分。また、バッターとしても高校通算30本のホームランを放つ、大型スラッガーとして、チームを引っ張っている。
 江川選手の存在は、中学時代から知られ、中学3年の時、地元二見中クラブで出場した、軟式の全国大会で優勝。高校進学時には、多くの有力校から誘いを受けた。しかし、江川選手が選んだのは、自宅から自転車で通える、宇治山田商業。地元の仲間たちと共に、甲子園を目指すことを選んだ。

 去年の夏、県大会で宇治山田商業は2年生主体のチームながら快進撃を見せる。決勝では強豪・四日市工業と互角にわたりあう。そして延長12回、試合を決めたのは江川選手のサヨナラホームラン。宇治山田商業25年ぶりの甲子園を地元の仲間たちと勝ち取った。しかし、甲子園では初戦敗退。再び、甲子園出場への想いを強くする。
 あれから1年。ひと回り大きく成長した江川選手に、プロからも注目が集まっている。しかし、江川選手は自身が注目されることを不思議がる。
「試合ではチームメイトのみんなの方が頼りになるんですよ。自分もみんなに付いていく感じで思いきりやるだけです」
 ずば抜けた能力を持ち、プロからも高い評価を受ける江川選手は、チームメイトの信頼も厚い。しかし、江川選手はそんな周りの評価を気にも留めず、ただ好きな野球に打ち込む。仲間が江川選手に寄せる信頼以上に、江川選手は仲間を信頼している。ここに、宇治山田商業の強力なチームワークが生まれ、それが強さの秘密でもある。

「山商(宇治山田商業)としては、まだ甲子園で1勝していないので、みんなと楽しく、それを達成したい」全員野球でこの夏、2年連続の甲子園出場を目指す。

「自分たちは野球が好きなんで、負けても勝っても楽しみたいと思う」
気は優しくて、すごいヤツ、江川智晃。怪物が最後の夏に挑む!
次回予告
プロ野球セ・リーグは、いよいよ後半戦がスタート!
絶好調!中日ドラゴンズを支えるあの男がついに登場!
次回は7月24日(土)放送です!
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