アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
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中日ドラゴンズ 井端弘和

2004/07/24放送

~こだわりの守備~

落合監督の目指すのは「守り勝つ野球」。
7月16日、後半戦開幕ゲームとなったこの日もドラゴンズは1点差で逃げ切り勝利をおさめた。そしてこの日、その真髄ともいえるプレーがあった。
魅せてくれたのは、鉄壁の守備を誇るショート井端弘和。
7回裏一打同点の場面でタイガースの赤星が放った打球は三遊間の真ん中へ。
誰もが内野安打と思ったその時、ナント井端が正面で捌きアウトにしたのだ。
絶対いるはずの無い所に、なぜ井端は守っていたのか。

「岩瀬さんが投げるボールと赤星のバットスイングをイメージした時に、何投げても三遊間にいくかボテボテのゴロだと思ったので・・・」

井端はボールとバットの軌道から打球の方向をイメージし守備位置を変えていたのだ。
実はデータ的には赤星の打球はセンター方向が多く井端はいつもは二遊間よりに守っているという。そのデータとは反対の守備位置。
井端は自らのイメージを信じ大きな決断をし、そして最高のプレーで結果を出した。
さらにこのプレーには井端の守備に対する強いこだわりが隠されていた。
ダイビングキャッチしチームのピンチを救い、ファンから大きな歓声を受けるファインプレー。
セ・リーグでも1,2を争う守備力を誇る井端なら当然のように今シーズンも数多くある。
だが井端がこだわるのは・・・

「ピッチャーがヒットだと思ったところにいる。誰もがやられたと思ったところで難なく捌く」

派手さはなく一見、なんでもないプレーに見えるが、チームの勝利に大きく貢献するプレー。
つまり後半戦の開幕ゲームで見せたそのプレーこそ、井端がこだわるプレーなのだ。
これからも落合監督の目指す「守り勝つ野球」に井端の存在は欠かせない。
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