アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
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中日ドラゴンズ 立浪和義

2004/09/04放送

~好調の秘密~

激しい優勝争いを繰り広げるチームの中で最も頼りになる存在、チームリーダー立浪和義。
今シーズンは5月、6月と4割以上の打率を残し2ヵ月連続で月間MVPを獲得するなど好調を維持しつづけている。その理由はどこにあるのか。
バッティング練習で長年パートナーを務めるバッティングピッチャーの平沼さんがその秘密を教えてくれた。

「練習のための練習をしていない」

試合前、必ず行われるフリーバッティング。ほとんどの選手は打ちやすいボールを快音を響かせ気持ちよく振りぬいている。ところが立浪の練習方法はというと・・・。
まず、100キロにも満たないスローボールを打ち込み、その後一転して速いボール。
しかも立浪は通常より前のほうに立つ為そのスピードは140キロを超える。
当然打ち損じも多くなるのだが・・・。
普通バッターはいい感触をつかむために練習で打ち込む。だが立浪は「ファールでいい、当たらなくていい」という。
他のバッターとまるで逆の発想。実はこれこそが立浪の好調の秘密だと平沼さんは言う。
「何のために速いボールを打つのかと聞いたら それは試合で反応するため」だと。

練習の段階から試合で反応するために、より本番に近いボールを打つ。
それが試合に向けた準備、チェックになれば、バットに当たる当たらないは問題ではないというのだ。
「当たらなくてもいい」 この言葉にこそ立浪の「凄さ」が隠されているのだ。
主砲福留がアクシデントで離脱し、これまで以上にそのバットに期待がかかる中、工夫を凝らし、結果を出し続ける立浪に死角はない。
次回予告
全国が注目するアテネ五輪金メダリストのハンマー投げ・室伏広治。思わぬ形で巡ってきた金メダル…。
鉄人の真の姿に迫る!
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