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~「日本一」というタイトル~
2004年日本シリーズ開幕。絶対に負けられない短期決戦を前に、39歳のベテラン山本昌は静かに闘志を燃やす。「長くやってますが、まだ日本一になってないんでね。それを経験してから辞めたいっていうのが僕と立浪の口癖ですから(笑)」
プロ生活21年間で、最多勝利3回、ベストナイン2回、最優秀防御率、最多奪三振、そして沢村賞と主なピッチャーのタイトルを次々と獲得。プロ通算173勝という輝かしい実績を築き上げてきた。その山本昌が唯一手に入れていないタイトル「日本一」
山本昌の日本シリーズ出場は過去2度。初めての日本シリーズは1988年、入団5年目、23歳。西武ライオンズ相手に、1勝1敗で迎えた第3戦先発の山本昌は、西武打線をわずか2安打に抑えながら、自らのミスなどもあり4失点で敗戦。2度目のシリーズは1999年、対ダイエー。1勝1敗で迎えた第3戦、城島に先制ツーランを浴び、またも敗戦投手に。その後もチームは勢いに乗れず、3連敗で「日本一」を逃した。
このシリーズ経験は、今や大きな財産となった。「ミスをするとそこに付けこまれる。今回は勝ちにこだわりたい」ベテランの投球術が、チームを50年ぶりの「日本一」へと導く原動力となる。
「僕は『日本一』になるチャンスはもうそんなに無いからね。このシリーズに賭けたい」ベテラン左腕は、自らの経験を武器に、手にしていないタイトル「日本一」を勝ち獲る。
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