~アテネオリンピック・女子レスリング48kg級・銀メダリスト伊調千春~
決勝直後、彼女はこう発言した。
『オリンピックでも銀メダルは嬉しくないです。』
彼女はオリンピック出場を決めた際、妹の馨と約束をした。
2人とも金メダルを取ること。
しかし、決勝でわずかな差で敗れてしまった。
千春はそんな自分に失望し、レスリングをやめようとさえ思った。
そんな落ち込む千春に対し、救いの手を差し伸べたのは家族だった。
その暖かさ、優しさは彼女に再び立ち上がる力を与えてくれた。
そして千春は再び歩き始める。
今年10月に行われた女子レスリングワールドカップでは、
チームの優勝に大きく貢献。
北京オリンピックまであと4年。
姉妹の夢を叶えるため、もう彼女は振り返らない。