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トリノ五輪が開幕した。
それぞれの想いを胸にアスリートたちが戦いに挑む。
幼い頃からオリンピックという夢を追い続けてきたフィギュアスケーター・安藤美姫。
しかし、安藤のトリノへの道のりは険しかった。
14歳で女子で世界初の4回転ジャンプに成功、その名は一躍世界に知れわたる。
そして屈託のない笑顔から、安藤はアイドル的な存在として日本中の注目を集めることになる。順調に見えた安藤だったが、思わぬ世間の注目は安藤から大好きなスケートへの情熱を奪っていった。
そんな中、安藤はアメリカ行きを決意。キャロル・ジェンキンスコーチに出会い、少しずつ「スケートの楽しさ」を思い出していった。そして臨んだトリノ五輪代表選考会。夢をかなえるために満を持して望んだ安藤だったが、右足小指の骨折が判明。しかし、安藤はけがをひた隠し、痛みに耐え、最後まで自分の演技を続けた。安藤を支えたもの、それは幼い頃からの夢「オリンピック出場」。そしてつかんだトリノへの切符。
2006年、安藤はトリノで勝つためにさらなる決断をくだしていた。それは「フリーの曲目の変更」。「観客の心をつかんで滑りたい!」そんな想いを込めて選んだ曲はイタリアのオペラの傑作「蝶々夫人~マダムバタフライ~」。本番直前の決断は安藤のオリンピックへの強いこだわりの表れだった。夢の舞台まであと少し。18歳の華麗なるバタフライはトリノで新たな歴史を作ろうとしている。
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