自分らしさを求めて～安藤美姫　４回転への想い～

トリノ五輪女子フィギュアスケート代表の安藤美姫。
安藤の魅力は「4回転ジャンプ」。4回転に成功した女子は世界で唯一人、安藤しかいない。しかし、ジャンプ失敗のリスクが大きい新採点方式に変わってから、安藤は4回転に挑むことができないでいた。
初めて4回転を跳んだ時からの安藤の夢、それは「五輪で4回転を跳ぶこと」。
五輪出場が現実となったトリノで、安藤は大きな決断を下す。
どんなにリスクが大きくても4回転に挑戦する。成功率は高くないが、安藤は大舞台で自分の可能性に賭けることを選んだ。
五輪の舞台で女子では誰も成功したことのない「4回転ジャンプ」。
周囲のプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、安藤は果敢に挑んだ。
しかし、着氷に失敗、安藤の「4回転」は夢に終わった。結果は15位。
ほろ苦い五輪デビューとなったが、安藤は順位以上の貴重なものを得た。
それは、夢を追い続ける「強さ」と「自分らしさ」。大きな武器を手にした安藤美姫。
「夢の4回転」は次の舞台で必ず！