～期待～

先週の日曜日、ナゴヤドームのマウンドで圧倒的な存在感を放つ男がいた。中日ドラゴンズ　朝倉健太。朝倉はこの試合8回まで無失点で切り抜け今シーズン3勝目を挙げた。 プロ入り7年目、飛躍を遂げようとする朝倉健太の真実とは・・・
「自分自身で自分に期待してるんで、その期待を裏切らないように頑張りたい」 朝倉は2月に行われた王ジャパンの壮行試合であのイチローと対戦。
「いいボールを投げるね」と驚かせた。
今シーズンは開幕一軍入りを果たすとまずは中継ぎで安定したピッチング見せる。
去年までとは見違えるような姿。そのきっかけとなったのが新しく覚えた“シュート”だった。
5月6日の広島戦では2度の満塁のピンチをシュートでダブルプレーに打ち取るなど シュートの存在が朝倉のピッチングの幅を広げていた。
さらにこのシュートが朝倉の「内野ゴロを打たせたい」という理想のピッチングを実現させる。
順調に結果を出す朝倉。そんな朝倉をアクシデントが襲う。
爪が割れてしまったのだ。
だがそれから8日後のナゴヤドームでの楽天戦。朝倉は爪に応急処置をしただけで先発した。
そしてこの試合で朝倉は爪が割れてることなどものともせず好投。3勝目をマークする。
「せっかくのチャンスだから自分からやめることは無いんじゃないですか」
新球シュートとチャンスを逃すまいという強い気持ちが朝倉を変えた。
プロ7年目、朝倉は確実に成長を遂げ大きく飛躍しようとしている。
「自分自身で自分に期待してるんで、その期待を裏切らないように頑張りたい」 プロ7年目　朝倉健太。
自分を信じ未来を切り開く。