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今週の水曜日、愛知県の代表として甲子園に乗り込んだ愛工大名電!
しかし、京都代表の福知山成美を相手に初戦敗退。
愛工大名電の夏は終わってしまった。
退寮式の日、
キャプテン石黒は2年半の野球生活を「いろいろありました」と振り返った。
今年の5月、愛工大名電のチーム状況はどん底だった。
春の東海大会、準々決勝で去年の夏の王者があっさりと負けた。
夏の大会までたった2ヶ月しかない・・・
キャプテンの石黒は焦っていた。
「みんなにキャプテンとしてでも、レギュラーとしてでも信頼されるような選手になれるように夏まで練習していきたい」
と語った。
そして、更に「今年の名電にはピッチャーがいない」そんな声が聞こえていた。
ピッチャー経験のある小澤はピッチング練習をした。小澤のポジションはキャッチャーである。
監督に言われたわけではない、チームのために、人知れず・・・
「抑える自信はあります」「どうしても最後の夏しかないんです」
そして、怪物堂上もまた右打ちに挑んでいた。
勝負を避けられ、アウトコース勝負が多くなるであろうこの夏。
一発を捨て、愛工大名電の「つなぐ野球」に徹した。
堂上「チームの勝つバッティングがしたい」
3年生の思いは同じだった。
みんなで甲子園へ行きたい。
その強い思いが表れたのが、愛知大会準決勝
3点を追う愛工大名電は、9回2アウトから得点を重ね1点差に詰め寄った。
なおも満塁、そして奇跡は起こった。
代打の古川が3ベースヒット、走者一掃の逆転勝利となった。
全員の想いが一つになった瞬間だった。
甲子園で勝つことはできなかった。
しかし全力を尽くした。
大好きな「高校野球」を思い切り楽しんだ。
3年生がいなくなった愛工大名電のグラウンド。
新チームはすでに動き始めていた。
甲子園から戻ってすぐ、次の夏に向けた新たなる戦いが始まった。
3年生の思いは後輩たちに受け継がれていく・・・
流した涙、分かち合った喜び、諦めない心。
彼らが残したこの夏の思いは決して色あせることはない。
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