今週水曜日
落合英二はナゴヤ球場のマウンドに立っていた。
2軍の試合である。
落合は、1999年・2004年の優勝に大きく貢献。
守護神につなぐセットアッパーというポジションを確立させた男である。
37歳のベテランは必死に戦っていた。
2006年
今シーズンの落合は開幕一軍は逃したものの、6月25日に昇格。
満をじして上がった一軍ではあったが、わずか40日間で、2軍に戻ることになる。
投手王国と呼ばれるドラゴンズの中で1軍に残るというのは至難の業である。
さらに、若手がメキメキと力をつけてきている今、落合の出番は減っていった。
2軍への降格を通達された日、8月2日の横浜戦。
横浜の吉村からホームランを浴びる。
落合は、HRの打球を見送りながら「もう無理かも」と心の中でつぶやいた。
この一発が落合の自信を打ち砕いた。
しかし、そんな落合を救ったある出来事があった。
宿舎の落合の部屋に、デニー友利・荒木・朝倉・岩瀬・平井が訪ねてきた。
そこで、みんなに励まされ、もう一度上がるために「走りこむ」ことを約束をした。
そして、あの約束以来、落合はずっと走り続けている。
2軍では5試合に登板、防御率は1.29と、順調な仕上がりを見せている。
「もう一度、ナゴヤドームに帰りたい」
プロ生活15年目を迎えた落合英二、楽しいこと苦しいことたくさん経験したがたった一つ経験していないことがある。
それは日本一。
歓喜の瞬間は仲間と一緒にその輪の中に…
背番号26、この背中は必ず戻ってくる。
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