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~進化するピッチングの秘密~
9月16日。プロ23年目の大ベテラン、中日ドラゴンズ山本昌広が
41歳1ヶ月という史上最年長でのノーヒットノーランを達成した。
40歳を超えてなお、輝きを増す山本昌。その秘密はどこにあるのか。
山本昌といえば、ウイニングショットのスクリュー。そしてカーブなど変化球をコーナーへ投げ分けバッターを打ち取る技巧派のイメージが強い。
だが本人は・・・
「真っ直ぐにこだわりというか。投げるボールの半分は真っ直ぐだし変化球か真っ直ぐかと言われたら、真っ直ぐが良くなる調整法を選ぶ」と真っ直ぐ、つまりストレートに強いこだわりを持っている。
そしてそのこだわりが示すように、プロとしては決して速いとはいえない130キロ中盤のストレートでバッターを抑え込んでいく。山本昌のストレートにどんな秘密が隠されているのか。
女房役を務めるキャッチャーの谷繁が明らかにしてくれた。大きな体を生かしたフォームとどんな球種であっても変わらない腕の振り。さらにボールの伸び。この三つの要素が絡み合い山本昌のストレートは「最高のストレートとなる」
そしてそのこだわり抜いた最高のストレートをピッチングの軸にすることで今も進化を続けているのだ。前人未到の快挙を達成した山本昌の所にベンチから誰よりも早く駆け寄ったのは
立浪だった。その姿に以前山本昌が話した二人を結ぶひとつの思いが感じられた。
「まだ日本一になってないからね。辞めるまでには何とかというのが僕と立浪の口癖だから」
リーグ優勝を果たし、そして悲願の日本一。ドラゴンズ一筋のベテランの思いはただひとつである。
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