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~バスケ7年ぶりの日本代表復帰~
かつて「アジアナンバー1」と呼ばれたバスケットボール選手が刈谷にいる。
アイシン・シーホース 佐古賢一だ。
179センチとバスケット選手の中では小柄だが、彼は「優勝請負人」と呼ばれている。
社会人としてこれまで13シーズンをプレーしてきて、積み上げた冠は実に15に上る。
出場している大会の半分以上を優勝しているのだ。
そんな佐古も今年で36歳。ここ数年は、「今年が最後だ」という思いが常に胸の中にあるという。
去年3月、プレーオフ・ファイナルの最終戦で佐古はアキレス腱を断裂する。
引退を覚悟した佐古だが、選んだのは「現役続行」だった。
そんな危機を乗り越えた佐古は、今シーズンも開幕戦から元気な姿を見せている。
今年は「大好きなバスケをやれる喜び」をかみしめながらプレーしている。
そして佐古は今年、7年ぶりの日本代表復帰を決心した。しかもキャプテンとしての復帰だ。
そこには佐古がバスケを始めた時から抱いていた長年の夢があるからだ。
それは「オリンピック出場」。
来年のオリンピック予選が、おそらく佐古の最後の五輪挑戦となる。
日本男子32年ぶりの悲願達成の鍵となるのは、間違いなく佐古の「経験」。
日本バスケットボール界を牽引してきた男の「経験」、それは「失敗の数」に他ならない。
他のどの選手よりも「失敗」をしてきた36歳の天才が、自らの夢を自らの手で叶える時が来た。
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