アスリートドキュメント
スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ 密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します
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浅田真央

2006/12/22放送


グランプリファイナルで連覇を逃した浅田真央(16歳)
彼女は今年からアメリカに練習拠点を移しトレーニングを積んでいる。
そしてある男との出会いが…
ロシア人コーチのラファエル。あのミシェル・クワンを育てた名伯楽である。 ラファエルと浅田真央の二人三脚の生活で必ず耳にするひとつのキーワードがあった。 それは「アグレッシブ(攻撃的に)」

どんな時も熱い血も持って挑戦し続けることが大切だと考えるラファエルが今シーズンの浅田に用意したものは「トリプルアクセルの進化」

ただでさえ難しいこのジャンプの前にステップを入れることでより難易度をあげ高得点を狙うという考え。 しかしアメリカ大会でこのジャンプに失敗した浅田は3位に終わった。 完ぺき主義者の浅田はミスをした後に修正がきかない…これが優勝候補筆頭の浅田がみせた弱点だった。


しかし、コーチのラファエルはこの失敗をいいことだと言った。 アスリートは年齢を重ねると試合での怖さを経験する、そうした時に成長することができるのだと。 そしてラファエルがあげた「成長したスケーター」の一人が安藤美姫。

トリノオリンピックで失敗を重ねた彼女は今シーズンの初戦・アメリカ大会で優勝するなど復活した。 つらかった昨シーズンは「ジャンプの失敗よりも自分に負けていた」そんな投げ出していた自分を悔いていた。 そしてつかんだ心の成熟があった。

安藤がフランス大会で2位になりファイナル出場一番乗りを決めた頃、浅田は北海道でミニ合宿を行なっていた。 グランプリシリーズ最終戦となる日本大会で優勝すればファイナル出場がみえてくる。

土壇場でも果敢に難しいジャンプに挑戦した浅田
グランプリシリーズ日本大会で世界最高得点をマークして優勝、ファイナルへの出場を決めた。 プレッシャーを乗り越え大きく成長したかにみえた浅田。 だが、ファイナルでは思うような演技ができず韓国のキムヨナに敗れた。 舞台が大きくなればなるほど彼女に襲いかかるプレッシャー… 彼女がそのプレッシャーといかに向き合っていけるか今後の浅田の活躍に大きく影響するカギとなる。

しかし、浅田真央は必ず帰ってくる。 2010年バンクーバーまでにはきっと、これまでよりも、もっと高くもっと輝きを増すに違いない。
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