アスリートドキュメント/スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します

088

アスリート 寺尾悟

2007/03/31放送

2006年トリノオリンピック。自身4度目となる夢舞台で力を出し切ったショートトラック寺尾悟。引退か現役続行か…そんな時にそれは起こった。
2006年3月28日
世界選手権の練習中に転倒し、胸椎を骨折した。全治3ヶ月の重症。

そこから寺尾のリハビリ生活が始まる。上半身をしっかりとギブスで固め、プールで歩行訓練をする。毎日毎日、地道なリハビリ…
しかしその中で再びスケートへの熱い情熱が戻ってきた。「やるからにはちゃんとやりたい。途中でやめるなんてことはしたくない」それは日本を引っ張り続けてきた男の姿であり、意地だった。

そして、7月25日 31歳の誕生日に初めて氷上練習に挑む。若手選手についていけず、落ち込んだが、逆にそれが寺尾の闘志に火をつけた。

2007年2月日本選手権
ここで1500M、1000M、500Mを制し10回目の総合優勝を果たす。史上初の快挙を成し遂げた31歳のベテラン。しかしある疑問にぶちあたっていた。「この勝ち方はこれまでの感覚と違う。周りが弱いとかそういうことではなく自分の調子が年齢を経ても思っているほど落ちていない。昔に戻りつつある。ここからどうなるかは自分次第、落ちるのか、伸びるのか」

その答えは2010年5回目の五輪・バンクーバーで見つけるつもりだ。