アスリートドキュメント/スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します

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ハンドボール日本代表 門山哲也(トヨタ車体)

2007/09/15放送

去年ルーキーながら日本リーグでチームの得点王になり、トヨタ車体を初のプレーオフに導く活躍を見せた門山哲也。特徴はなんと言っても最大90センチを記録する跳躍力。パワフルかつエネルギッシュなプレースタイルからついたあだ名は活火山。

その門山を含めた日本代表は9月1日から20年ぶりの五輪出場を目指しアジア予選を戦った。北京オリンピック・アジア予選は日本を含めたアジアの5カ国によるリーグ戦。優勝すると無条件で北京への切符を獲得でき、準優勝だと4チームによる最終予選に回る。つまりこの大会で2位以上に入らなければ北京オリンピックには出場できない。

初戦の相手は格下と見られるUAE。開始直後、いきなり門山がオープニングゴールを決めた。これで勢いに乗った日本はさらに畳み掛け、エース宮崎を中心に得点を積み重ね33対28で初戦を完勝。幸先のいいスタートをきった日本だったが優勝候補クウェートに2点差での悔しい敗戦。それでも日本は次のカタール戦に勝利し、2勝1敗。この時点で3連勝したクウェートの1位が決まり北京への切符を手に入れた。日本が北京へ行くためには宿敵・韓国に勝利し、2位になるしかない。

序盤、試合は韓国ペースで進む。韓国キーパーのファインセーブの前になかなか得点ができない日本。途中4点差までリードを広げられるが日本が怒涛の反撃。後半11分、門山のこのゴールでついに同点に追いつく。だが終盤、韓国の攻撃を止められない。結果は25対30で敗北。北京への夢は終わりを迎えた。

あの激闘から3日後、門山のその目はすでに2012年、ロンドンを見据えていた。「やっぱり五年後はオリンピックに行きたいし、オリンピックでメダルを取れるプレーヤーになりたいしそのチームの一員になることをやっていきたい。」

悲願の五輪へ、門山の歩みは始まったばかりかもしれない。