アスリートドキュメント/スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します

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中日ドラゴンズ 井端弘和

2007/10/20放送

~2番バッター~

ナゴヤドームで行われたクライマックスシリーズファーストステージ。第1戦、第2戦ともドラゴンズは1回にクリンアップが先制点をたたき出し阪神を圧倒。2連勝でセカンドステージ進出を決めた。

短期決戦において最も重要とされる「先制点を奪う」と言う理想的な攻撃を生み出したのが2番、井端弘和である。

「クリンアップが点を取りやすいような形にしたいなという気持ちで打席に立ってますけど…」

シーズンの終盤から2番を打つようになった井端はファーストステージ第1戦、1回のノーアウト2塁の場面でファーストゴロ。右方向への打球で、きっちりランナーを進めて見せた。

「ああいう場面は、負けられない試合とかは自己犠牲です」

井端のつなぎでワンアウト3塁となったことで阪神は前進守備となり、3番森野の打球はセカンドの頭上を越え先制のタイムリーヒットとなった。チームに勝利をもたらすための「つなぎ」。だが…

「ランナーを進めようと思ったら合わせてしまってダブルプレーとか簡単になってしまうんで、絶対にライト前にヒットを打つとか1・2塁間に打つとか。常に最高のシチュエーションを求めていかないと」

もちろん状況により「つなぐ」事だけを考えることもある。しかし、本当に求めるものは常に最高の結果。これが井端が描く2番バッター像である。