アスリートドキュメント/スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します

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大学生・社会人ドラフト展望

2007/11/17放送

落合監督就任4年目にして、53年ぶりの日本一、そして初のアジアチャンピオンにも輝いた中日ドラゴンズ。日本シリーズ終了後、余韻に浸る事なく来年への抱負を語った落合監督だったが、来シーズンは他球団からの徹底マークにあう事は当然だろう。球団初の2年連続日本一に向けて、早くも始動したドラゴンズだが、球界を代表するスラッガー・福留選手がFA宣言するなど、来シーズンの戦力補強も重要なポイントだ。

11月19日に行われる、大学生・社会人ドラフト会議。即戦力となりうる選手獲得を目指すべく、今年のドラゴンズのドラフト戦略を、中日ドラゴンズスカウト部長・中田宗男さんにお聞きしたが、今年は全体的に即戦力となる選手が少ないという。それでも大学生には、BIG3と呼ばれる投手3名を中心にドラゴンズが狙う選手がいた!

BIG3の一角、愛知工業大学・長谷部康平投手。MAX152キロを誇る左ピッチャーで、今年8月には台湾で行われたプロ・アマ混成のプレ五輪大会に出場。抑えとして3試合に登板し無失点。見事、日本代表の金メダルに華をそえた。その活躍が認められ、星野JAPANの最終候補メンバーにも選出。何とアマチュアからは唯一の選出だった。そんな大活躍を見せる長谷部投手を、プロのスカウトは大注目。地元・ドラゴンズの他、日本ハムやソフトバンク、広島など数球団が指名するのでは?と言われている。

ドラゴンズが狙う、もう一人のピッチャーが名城大学・山内壮馬投手。181センチ・77キロから繰り出されるストレートはMAX147キロ。変化球の種類も豊富で、スタミナも抜群。まさに本格派右腕だ。実は、山内投手は愛知工業大学・長谷部投手とは、高校時代の同級生。二人は愛知・杜若高校のWエースとして大活躍し甲子園出場こそ叶わなかったが2003年夏の愛知大会では、チームをベスト4に導いた。そんな山内投手は、生まれた時からドラゴンズファン!ドラゴンズへの入団を熱望している。

果たしてドラゴンズは戦略通り、2人を獲得できるのか?
11月19日、大学生・社会人ドラフト会議で運命が決まる!