今月14日からイタリア・トリノで行われるフィギュアスケートグランプリファイナル。世界の上位6人しかその舞台に立てない。そして現在、6人中4人までが決まっている。残る枠は後2つ。

その有力候補の一人が今年世界選手権を制した安藤美姫。安藤はアメリカ大会で2位に入っているため、今回の日本大会で2位以上に入ればファイナル進出が決まる。そのファイナルが行われるのはイタリア・トリノ。

忘れもしない2006年トリノオリンピック。15位と惨敗を喫した苦い思い出の場所である。あのときの悪夢を振り払うチャンスがめぐってきた。

そして行われたフィギュアスケートグランプリシリーズ日本大会。ショートプログラムは2位に付けた安藤。しかし、フリースケーティングでは精彩を欠いた。ジャンプのタイミングが合わず結果はまさかの4位。今年の世界選手権を制した女王・安藤がグランプリファイナル出場を逃すという思わぬ結末となった。