今年、名古屋グランパスに伝説のスーパースターが帰ってきた。 その名は、ドラガン･ストイコビッチ。

1994年から2001年まで、グランパスに在籍。華麗なテクニックと熱い魂でファンを魅了、ピクシーの愛称で親しまれたカリスマは、監督としてグランパスに舞い戻った。 「名選手、名監督ならず」の言葉もあるが、就任会見では「私はストイコビッチだ。私がやるといったらやる」と、ここ数年低迷するグランパスの再建を宣言。

果たして、グランパスはどう生まれ変わるのか？ シーズン開幕前の鹿児島県・指宿キャンプでピクシーを直撃！

自らが掲げる‘Beautiful football’を実現し、‘attractive team’へとグランパスを変貌させるために、ピクシーがまず取り組んだのは、意外にも守備練習。中盤でのポジショニングでは、ことさらに細かい指示が飛ぶ。 真骨頂ともいえる攻撃練習では、サイドを活かし、ピッチを広く使うことを徹底的に選手にたたきこむ。さらに、ファンが、選手が、報道陣が見守る中、ついに自らもミニゲームに参加。華麗なテクニックを惜しげもなく披露。選手とも積極的にコミュニケーションを取り、チームを自ら盛り上げる。

開幕直前の2月24日には、新生グランパスの最終テストマッチとなるＦＣ岐阜とのプレシーズンマッチも決定。元チームメイト・森山泰行が育ててきたＦＣ岐阜との対戦に、ストイコビッチの心境を熱く語ったピクシー。 開幕に向けて、新チームは順調な仕上がり、自信をみなぎらせるピクシーから目が離せない。