研究コーナー
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ランナーズハイ

2004/05/08放送



ランニングをしていると最初は苦しいが、それがいつしかやわらぎ、 苦しさから「空を飛んでいるような」快楽現象が起こるという「ランナーズハイ」
何故、このような現象が起こるのだろうか?

実は人間の脳には脳内麻薬という、麻酔作用のある物質がいくつかあると確認されており、その中の一つ、βエンドルフィンの分泌によってランナーズハイが引き起こされるのではないかと考えられている。



つまり、ランナーズハイとはマラソンで「苦しい」と身体にストレスを感じると、脳からこのβエンドルフィンが分泌され、この苦しみを和らげようとする。
それが快楽現象を生んでいるというのだ。

まとめ

ランナーズハイは、いまだ解明されぬ未知なる世界。
トレーニングを積んだ人のみ味わえる快感。

ランナーズハイとβエンドルフィンとの相関関係は
現代も今なお解明されていなく仮説でしかない。
ただ、ランナーズハイという事実は起こっており、これまでランナーズハイを感じた人たちの話しによると、30分以上走ることができるぐらいトレーニングを積んでいる人。
競技目的ではなく、適当な強度でマラソンをいかに楽しむことができるか。
さらには体調や気候など、気持ちいいと感じる環境がランナーズハイを感じることができる条件なのだそうだ。

次回予告

試合前に選手達がよく食べているバナナに注目。
果たして、バナナにはどんな秘密が隠されているのか?意外な実験結果でスタジオ騒然!いままでのバナナ伝説が変わる!?

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