研究コーナー
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落合博満『オレ流伝説』

2004/05/22放送

今シーズンから中日ドラゴンズの指揮を執る落合博満監督。現役時代は3度の三冠王を始め、数々のタイトルに輝く天才バッターと呼ばれた。
そんな天才、落合博満のオレ流伝説に迫る。

秋田に怪童現る
中学校時代、落合少年が放った打球はグラウンドを遥かに越え、自転車置き場まで飛んで行ったという。推定飛距離はなんと120メートル。さらに高校時代にはその打球は更に威力を増した。
ピッチャーの頭の横をかすめた打球は、そのまま120メートル先のネットに突き刺さったという。当時の対戦ピッチャーは「高校生では考えられない、凄い打球だった。」と振り返った。

落ちこぼれからのスタート
野球部独特の理不尽な上下関係に常に疑問を持つ落合青年は大学を3ヶ月で退学。
ポケットの中は5円玉1枚だけ。公園のベンチで一夜を過ごすこともあった。
そして野球の道をあきらめかけ当時ブームだったボウリングに明け暮れた。
ハイスコアは286の腕前。本気でプロボウラーを目指していた時、車の初心者マークを付け忘れた罰金でテスト用資金がなくなり断念せざるを得なくなったという。

驚愕の狙い打ち
落合選手は常にホームランを狙っていた。それを裏付けるような伝説がいくつも残っている。信子夫人の誕生日には、3打席連続のホームランをプレゼントしたかと思えば自身の500,1000,1500,2000本目の安打は全てホームラン。
節目の1000試合、2000試合出場時もホームランを放っているのだ。まさに驚愕の狙い打ちだ。

「プロ野球は力の世界、そして結果が全て。だからこそプロはわがままでいい。
オレ流のやり方があっていいじゃないか。」と、落合は言う。
監督として第2の野球人生を踏み出した落合博満。オレ流采配で新たなる伝説を築く。
次回予告

野球でのキャッチャーの見せ場は「盗塁を刺す」こと。
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