勝負を紙一重で分けてしまうのが反射神経。そこで今回はアスリート達の驚異の反射神経を調べてみました。
人間は視覚から得る情報が8割、聴覚や触覚などの他から得る情報が2割と目からの情報が大半を占める。
目から入った情報は後頭部にある視覚野と呼ばれる領域に入り運動野に伝わるが、この運動野では手や足を動かす指令を出し、手足はその指令に基づいて動く仕組みになっている。そして筋肉への神経伝達は意識しないで行う「付随意運動の反射」と意識して行う「付随運動の反応」に分かれる。
例えば熱湯に触った瞬間に手を引っ込める動作などは意識しないで行うので「反射」、車で走行中、危険を察知して急ブレーキを踏む動作は意識して行うので「反応」ということになる。
一般的に運動神経が良いと言われる人は反射のスピードではなく、反応のスピードが速く瞬時に動作が行える人のことを言う。
ではスポーツ選手はどれだけ運動神経が優れているのだろうか?
そこで不規則に点灯するランプを一分間にいくつタッチできるかを計測する機械でアスリートの反応を調べてみることにした。
一般の平均の数値は50~60。80を超えればかなり優れていることになる。協力してもらったのは元グランパスの選手・森山さんと、剣道3段の腕前を持つ水野さん、銃を抜き的に当てるまで0.5秒という早撃ちシューターの井上さんの3人。結果は3人とも75を超える数値を叩き出し、スポーツ選手は反応に優れていることを証明した。
そして、反応に自信がないという方に朗報。なんと運動神経(反応)は鍛えることができるんです。それは1~20の数字がランダムに書かれた紙を左右の指で順番にタッチしていくという簡単な練習。これを3日間続けた結果、メーテレの清水アナは87という驚異の成長振りを見せた。
|