スポーツのあとに襲ってくる悲劇、筋肉痛。一体、筋肉痛はなぜ起こるのだろうか?筋肉痛とは、筋肉繊維を損傷した時に起こるのではなく、一旦、損傷した筋肉が新しく作り変わる時に炎症がおこるため、それが痛みとなって現れるのが筋肉痛なのである。
では、筋肉痛にならないようにするにはどうすればいいのだろうか?予防法としては、
(1)筋肉を使う前にはストレッチなどで筋肉を良くほぐしてから始めること、
(2)自分の力に合った方法を選び、徐々に強度を上げていく、
(3)筋肉を使った後はストレッチを行い、アイシングをする。
この3つで筋肉痛はある程度予防できる。
筋肉痛のメカニズムを理解したところで、我々はある噂の検証を行った。それは、年をとると筋肉痛がおきるのが遅くなるという噂。果たして、その噂はほんとうなのだろうか?
ということで今回は、日頃運動をまったくしていない10代、20代、30代、40代、50代を代表する男性5人にフットサルをしてもらい筋肉痛が現れる経過をみてみることにした。
その結果、10代は当日、30代と40代は翌日、20代と50代は2日後に筋肉痛がはじまった。この結果から分かるように、筋肉痛がはじまる早さは年齢と関係がない。10代は若いがゆえに強い筋肉を持つ。よって強い筋肉痛となり早く筋肉痛になるのであり、年齢は若くても弱い筋肉痛であれば、その痛みは遅くにやってくるのだ。
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