研究コーナー
スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。
ファイルナンバー

047

体脂肪

2005/03/12放送


今回の研究は、様々な雑誌やテレビなどで、もはや目の仇のように取り扱われている体脂肪。
本当に体脂肪は悪者なのだろうか?

そもそも体脂肪は体の臓器を支える役目、体の保温、エネルギー源など生きていくためにはとあても重要なもの。
しかし、アスリートはそれを極限まで絞り込む。
男子球技では7%陸上競技では5%女子も一般に比べると、ほとんど下回っている。
ならば、体脂肪をゼロにまで削ぎ落とせばいいのか?

そういうわけではない・・・
その例とあげられるのが、2003年東京国際女子マラソンの高橋尚子選手。
スタミナが切れたように急失速!
これは、体脂肪の低下による、エネルギー不足だと指摘されている。
運動を開始してからまず使われるエネルギーが筋肉中のグリコーゲン、そのあとに、脂肪組織に蓄えられた中性脂肪が分解されエネルギーとなる。
競技によっては「体の錘」として毛嫌いされる体脂肪だがマラソンランナーにとってはラストスパートをかける時、最も重要なエネルギーになっているのです。
まとめ

アスリートにとっての体脂肪!実はとっても大切だった。




スタジオでは伊集院所長に体脂肪のクイズを出題!
<体脂肪知っ得クイズ>
Q
体脂肪が減ると、性欲も減る?
 
答え:性欲は減る!
なぜならば、脂肪細胞から分泌される「レプチン」というホルモンが脳の視床下部に作用し、そこから生殖器官の成長を促す性腺刺激ホルモンを刺激するというシステムになっているため、脂肪が減ると必然的に機能が低下してしまうのだ。


↑伊集院所長は、体脂肪が減ると人間は飢餓状態になるため性欲の欲求が増えるという理由で不正解でした。
説得力のある所長の理由でしたが残念ながら不正解!
次回予告

フィギアスケート「浅田真央」のジャンプ力に迫る!!

backnumber