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プロアスリートのセカンドキャリア

2005/06/11放送

プロアスリートには必ず訪れる引退の瞬間。

一般によく知られるプロアスリートのセカンドキャリアとしてコーチや解説者があげられるが、それはある程度の実績を築いてきた選手しかなることができない。

こんなデータがある。
日本のプロ野球で去年、所属球団と契約更新できなかった日本人選手は752人中107人。
そのうち、解説者かコーチに転身できた選手はわずか8人しかいない。

Jリーグでは去年、所属チームと契約更新できなかった選手は149人。
46人はJのクラブに移籍できたが、残りの103選手がリーグから登録抹消された。
現在のJリーグの平均登録抹消年齢は26歳である。

現実は厳しいが、その中で順調にセカンドキャリアを歩んでいる人たちがいる。
元サッカー日本代表の山田隆裕さんは移動式メロンパン販売業を立ち上げ、代表取締役として活躍している。

元Jリーグ・名古屋グランパスに所属していた小杉敏之さんは引退後は中日新聞社の運動部記者に転身した。

元中日ドラゴンズの投手、小島弘務さんは引退後、名古屋市東区で焼き肉店を経営している。
彼らは3人とも現役時代とはまったく違うセカンドキャリアを選んだが、それぞれ順調に歩みを進めている。
次回予告

ハングリー精神はどれほど人に影響を与えるのか!?

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