研究コーナー
スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。
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アーチェリーと弓道

2005/06/25放送


スポーツ競技の種類は、数多く存在する。
その中には、一見すると似ているスポーツがある。 それは、アーチェリーと弓道。 アーチェリーの歴史は古く、15世紀のヨーロッパだと 言われている。それから道具とともに進化してきた。
一方、弓道の原型は、江戸時代。弓道の弓と矢は昔とほぼ変わらず。

アーチェリーのルールは?
的までの距離は70メートル、刺さった矢の合計点で勝敗を競う。的の大きさは直径122センチ、的の内側から10点、9点となり 外に行くにつれ1点づつ減っていく ちなみにアテネオリンピック決勝のスコアを見てみると なんと両者一本平均9点以上と驚くべき的中率、いかに精密かつ高度な技術を要する競技かがわかる。
一方、弓道のルールは?

的までの距離28メートル、的は直径36センチの大きさで行われる しかし、アーチェリーと違う所は的に得点はないということ。的に当たった本数を競うのである。
すなわち真中に当たるも、的ぎりぎりに当たるも 同じ1本ということなのだ。

では、どちらがより正確に的を射抜くのだろうか?
スポ研的実験!
10m離れた場所、さらには30m離れた場所から、的を射抜いてもらった。 明らかにアーチェリーの方が正確性が高い!!

そう、実はこの2つの競技、一見すると似ていると思われがちだが、その道具・技術は全く違うものなのだ!もち手、指のかけかたなど、違う部分が、実はたくさんある!

アテネオリンピック、アーチェリー銀メダリストの山本博さんは、弓道は昔から変わらない。だから昔を感じることが出来るロマン。
アーチェリーは技術の推移を集めた競技と語っている。

しかし・・・!!
なんと山本さんによると、かつて、アーチェリーの世界大会に、弓道で挑んだ選手がいた、というのだ!!
早速、スポ研では、その人を探し出した!!
弓道の達人 宮田純治さん!!
宮田さんは今からおよそ30年前の1967年、オランダで行われたアーチェリー世界選手権に日本代表として 弓道の和弓で出場、結果は最下位だったが、和弓でのあの記録は驚きだったという。

スポ研的結論!!アーチェリーと弓道!矢と弓を使うという点では似ているが、それぞれが深い魅力を持った全く違うスポーツだった!!
まとめ

矢と弓を使うという点では似ているが、それぞれが深い魅力を持った全く違うスポーツである!

 


次回予告

今週は「体感速度」を大研究!!人間が感じる速さの秘密とは?
伊集院所長が驚きのあまりスタジオを飛び出し、ドラゴンズの室内練習場へむかった!!体感速度を利用して140キロの剛速球が打てるのか?
衝撃実験で奇跡がおこる!!

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