研究コーナー
スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。
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体感速度

2005/07/02放送

スポーツには欠かせない「スピード」。
しかし、競技者が感じるスピード、いわゆる体感スピードは、想像を絶するものなのである!

ジャンボジェット機が離陸する時のスピードは?
(1)横浜ベイスターズ・クルーンの最速159キロ
(2)新幹線のぞみ号の時速250キロ
(3)F1カー並みの300キロ

答えは…(3) 時速300キロも出ているのだ!

周りの景色が急速に移り変われば、速く感じる。
それがない飛行場では、遅いと感じてしまう。

高速道路を時速100キロで走行。
その後、一般道路に降りたときには、ついついスピードを出しすぎてしまっている場合がある。
運転者の感覚が早いスピードに慣れてしまったから。

レーシングカートで、スピードの世界を体験!!
実際は120キロのスピードなのだが、車高が低いために、200キロ以上ものスピードを感じてしまう。

女子ソフトボールの投手の場合、野球より距離が短いため、体感スピードは、160キロ。
さらに!!
ソフトボールは野球のボールよりも大きい。
つまり、迫る物体が大きければ大きいほど、体感スピードは速くなるのだ!


この体感スピードを利用して、独特な練習を行っている選手がいる。
中日ドラゴンズ・立浪選手。
バッティングピッチャーに通常よりも2m前で投球してもらう。
実際に投げる速さは130キロ。
しかし、立浪選手は、150キロ以上に感じているという。

より効果的に練習するためには、見るだけでなく、それに反応しながら実際に体を動かすことが大切なのである!!

スポ研的結論!体感スピードを利用することによって、 更なるパフォーマンスが期待できる!!
まとめ

体感スピードを利用することによって、更なるパフォーマンスが期待できる!!

 


次回予告

次回は伊集院所長の球速アップ計画・第1弾!!
草野球でピッチャーを務める所長の『球が速くなりたい!!』という願いをかなえるべく始まった ビッグプロジャクト。
今回のゲストは元ドラゴンズの速球王・与田剛さん。
伊集院所長もビックリの球速アップトレーニングが公開される!!

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