常にチャンスで登場しその一振りが勝負に直結する代打。 現在中日ドラゴンズで代打の切り札として活躍する高橋光信は代打の難しさをこう表現する。 「どこでいくかわからないし、打てばヒーローだけどその逆もあるから精神面、気持ちの切り替えが一番かな」 常にプレッシャーにさらされる代打。そこにはどんなドラマが隠されているのか。 そこで今回はスタジオに代打の達人を呼んだ。 「中日ドラゴンズ元祖代打の切り札」川又米利さん 「代打の神様」元阪神タイガース　八木裕さん いつも勝負のかかる緊迫した場面で打席に立つ代打のプレッシャーは想像以上に大きいという。 特に「神様」とまで呼ばれた八木さんは「打って当たり前」というそのムードに最初そう呼ばれることは嫌だったと言う。 そんな中で川又さんは初球からバットを振ることでリラックスし、八木さんは深呼吸をあえて意識してすることで落ち着きを取り戻していたという。 これには所長も自らの体験と照らし合わせ大納得。 さらに代打として最も燃えた場面の話題では、一打逆転の場面を挙げイケイケだったという川又さん。一方八木さんは燃えたら駄目と意外な一言。 冷静な自分がいないと打てなかったという神様八木さんの裏話も飛び出しスタジオは大盛り上がり。

代打がむいていると感じた瞬間は、八木さんはスタメンで出たとき初めの打席でヒットを打ってしまうとあとは「もういいかなー」と思ってしまい駄目だとか。 川又さんはスタメンで出たときあまりにも打てないのでコーチが一打席一打席「代打川又」とアナウンスのまねをしてくれたとか。 そして最後に代打にとって最も大事なことは・・・「集中力」川又さん　「準備に裏打ちされた自信」八木さんと代打の極意を教えてくれました。 そこで今回はスタジオで大実験を敢行。５メートル離れたところからティーバッティングで８０センチの的を狙い打ち。元祖代打の切り札川又さんと代打の神様八木さんがガチンコ対決。 もちろんスイングは一回のみ。 代打の真髄が見れるのか。スタジオは緊張感に包まれました。

しかし、意外な人物がこの対決に大きな影響を及ぼしました。 実況担当として参加した佐藤裕二アナウンサーが八木さん川又さんどちらの時も実況部分で噛み二人の集中力はどんどん低下。 結果は二人とも失敗に終わってしまいました。